デスクトップPC以上に首や肩がつらくなる――。ノートPCユーザーから、こんな悲鳴が上がっている。体に過度な負担をかけずに、ノートPCで作業をするにはどんな姿勢がベストなのか。岡村製作所と共同でモバイルPCサポートユニット「Shift」の開発を進めた慶大名誉教授の山崎氏に聞いた。 持ち運んでどこでも使える便利なノートPC。デスクや会議室、外出先まで、さまざまな場所で使えることから、業務のほとんどをノートPCでまかなう人も増えている。しかし、ノートPCは本来、短時間の利用を前提に作られており、デスクトップPCと同じ感覚で長時間使っていると、首、肩、腰に多大な負担がかかってしまう。 使うPCがデスクトップ型からノート型に変わったのなら、作業環境も変えていく必要がある。そして、画面とキーが一体になっているノートPCでは、「目」と「手」の両方を快適にするために、椅子だけでなく机も見直す必要がある――