新型コロナウイルスの緊急事態宣言が出た昨年4~5月、女性の3割、男性の2割がそれ以前に比べて体を動かさなくなり、体重が1キロ以上増えたとの調査結果を、滋賀医大の三浦克之教授(公衆衛生学)らが26日発表した。成人約2千人へのアンケートをまとめた。 多くの人は生活や体重に変化はないと答えたが、健康を損なう方に変化した人の割合は女性の方が多かった。間食が増えた人も女性で2割、男性は1割。在宅勤務のためか、65歳未満で影響が大きかった。 三浦教授は「高血圧など生活習慣病が増える可能性がある。密を避けつつ体を動かす機会を増やし、野菜を多く食べて」と呼び掛けた。