11月28日、新型コロナ禍に伴う厳格な行動規制に反対する「白い紙」抗議が中国全土に広がってから1年。イーチェン・フアンさんは、中国では珍しい大規模な抗議行動が、いずれ国家による検閲のせいで市民に忘れ去られてしまうかもしれないと危惧している。写真は2022年11月、香港の抗議活動現場で、地面に置かれた白い紙(2023年 ロイター/Tyrone Siu) [北京/香港 28日 ロイター] - 新型コロナ禍に伴う厳格な行動規制に反対する「白い紙」抗議が中国全土に広がってから1年。イーチェン・フアンさんは、中国では珍しい大規模な抗議行動が、いずれ国家による検閲のせいで市民に忘れ去られてしまうかもしれないと危惧している。 昨年11月25日に発生した市民による不服従の波は、市民社会に対する抑圧を強めてきた習近平政権の10年で、他に例を見ないものだった。 警察により迅速に鎮圧されたとはいえ、ゼロコロナ政