日本原子力研究開発機構(JAEA)が開発する高温ガス炉によるコージェネレーション(熱電併給)システムが注目されている。国は安全・低コストで実現可能な次世代原子力発電の検討に乗り出しているが、高温の熱を利用して水素も製造できる高温ガス炉は水素利活用の本格化にも貢献できる。JAEAは試験炉での経験を踏まえ、実証炉の開発に乗り出している。 JAEAが大洗研究所(茨城県大洗町)に建設したHTTR(高温工学試験研究炉)は世界で初めて原子炉出口で950度Cの冷却材温度を達成。実用システムの原型となる実証炉の実現に向けた基盤技術の確立を進めている。高温ガス炉の燃料はウランを炭素、炭化ケイ素のセラミック材で4重被覆した直径約1ミリメートルの粒子燃料で、耐熱性が高く2000度Cまで壊れない。 燃料体や他の炉内で使用する黒鉛構造材は大熱容量、高熱伝導性を持ち、原子炉容器の外側に放熱して燃料を冷却可能。炉心溶融
迷子の男の子を保護したとして、親子3人に感謝状が贈られました。男の子に迷わず声をかけた親子。実は切実な理由がありました。 【画像】不明女児の家族「保護している方がいらしたら、安全な場所にそっと離して」 捜索に進展なし 千葉・松戸市 ◇ 警察署で感謝状を受け取ったのは、大窪美紀子さん(43)と娘の愛莉さん(18)、息子の優誠さん(13)親子です。今月15日、迷子になった7歳の男の子を発見し保護しました。 その現場は、富山・砺波市の街灯のない道路です。午後8時半すぎ、大窪さん親子は車で帰宅途中に、真っ暗な中を歩く男の子を見つけました。はじめに男の子に気がついたのは、長女の愛莉さんです。 大窪愛莉さん 「(車で)走っていたら人影が急に見えて、こっちを向いていた様子だったので」 大窪美紀子さん 「周りに誰もいなかったので、『迷子かな』と思って声をかけに走りました」 男の子は家族と一緒に商業施設へ買
「を」と「お」の発音について、歴史的な流れを説明する佐藤栄作・愛媛大教授=松山市文京町で2022年9月12日、松倉展人撮影 ワ行の仮名「を」。「o(お)」ではなく「wo(うぉ)」と発音するのは愛媛県の方言なの? 「を」と「お」をめぐる議論がこの夏のテレビ番組をきっかけに巻き起こり、愛媛在住の日本語学者には取材依頼が相次いでいる。「を」と「お」問題の背景には、1000年以上の日本語の歴史が見え隠れしている。 ◇愛媛大調査、愛媛出身が突出 8月の番組「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)は、「を」の読み方を取り上げた。東京で質問すると、全員が「o」と読む。しかし、愛媛県民は「wo」と認識していることを伝えた。2009年の「都道府県別全国方言辞典」(三省堂)でも「気づかずに使う方言」として、愛媛では「『を』と『お』は発音が異なると教えられ、それが身についている」と説明している。 この項を執筆した佐
「なんでいつも否定してくるわけ?」 友人からそう尋ねられ、驚いた主人公ですが……=さわぐちけいすけさん提供 「なんでいつも否定してくるわけ?」 突然、友人から指摘された〝口癖〟に、心から驚いたマンガが話題になっています。作者に制作の経緯を聞きました。さらに方言の専門家にインタビューすると、その口癖が発せられる「背景」も判明しました。(withnews編集部・水野梓) 【画像】心当たりがありすぎる…「いや」の口癖を描いたマンガはこちら 「いや、地元でみんな言ってた!」 「あら」「えっと」ぐらいの音話題になったのは、9月6日に漫画家さわぐちけいすけさん(@tricolorebicol1)がTwitterに投稿したマンガです。 「前々から気になってたんだけど…なんでいつも否定してくるわけ?」 友人からそう問われた主人公は驚きます。 「いやそうだっけ?」「それ!それのこと!なんで毎回否定すんの?」
2022年9月5日。静岡県牧之原市の幼稚園で、またしても小さな命が大人の不注意によって奪われた。 【写真】運転手に警報も【「スクールバス王国」アメリカのいろんなスクールバス】 (10枚) 5日の朝、園児を送迎するバスが幼稚園に到着したあと、本来ならばバスを降りるはずの3歳女児はバスから降りてこなかった。 ドライバーと派遣職員の2人は全員が確実に降りたか、確認を怠り、さらに幼稚園のクラス担任も確認をせず女児は登園したことになっていた。 約5時間後、熱射病で意識不明の重体となっていた女児がバスの中で発見される。病院に運ばれたあと、死亡が確認された。 3歳女児が倒れていたそばには、空の水筒が転がっていたという。最後まで何とか生きようと頑張ったのに、誰1人女児に気づくこともないまま放置されてしまった。 様々なメディアがこの幼稚園が所有する送迎バスとして青い日産キャラバンの写真を添えているが、実際に
wo東京の山手から西へと広がる高台は「武蔵野台地」と呼ばれ、かつては国木田独歩が詩情溢れる描写をした雑木林が広がっていた。今では住宅街やコンクリートが広がり、武蔵野の原風景は僅かに残るだけである。 一方で宅地や道路の整備現場では、台地の内部を垣間見ることができる。地表付近は「黒ボク土」と呼ばれる腐植土、それより下にはたまに軽石の層を挟む火山性で褐色粘土質の層が続く。これらの層は「関東ローム層」と呼ばれる。 世界一の火山大国で111もの活火山が密集する我が国では、黒ボク土やローム層などの火山性土壌が広く分布し、国土の約30%を覆っている。とりわけ周囲に火山が点在する関東平野の台地や丘陵地の大部分が関東ローム層に覆われている(図1)。 図 関東平野周辺の関東ローム層(オレンジ色)および活火山(三角)の分布(日本土壌インベントリーのデータを基に著者作成)。 このローム層の表層は黒っぽい腐植土から
エンゼルス・大谷翔平投手が5日(日本時間6日)の本拠地・タイガース戦で今季6度目のマルチ本塁打を含む3安打3打点の大暴れを見せた。今季最高の打率.270まで上げるなど、チーム内の投打成績を席巻。実に“チーム22冠”となっている。 【写真】人気“美人”レポーターが大谷翔平の腰に手を回し… 笑顔の2ショット写真 エンゼルスの個人成績一覧がとんでもないことになっている。打率.275で上回るトラウトが規定打席に到達していないとあって、打撃では打率.270、32本塁打、85打点とチーム3冠。投手でも11勝、防御率2.58、181奪三振でチーム3冠だ。 さらに成績を紐解くと、より凄まじさが伝わってくる。打撃では78得点、130安打、21二塁打、6三塁打、66四球、出塁率.360、長打率.537、OPS.897、長打数59、13敬遠はいずれもチームトップ。11盗塁こそベラスケスの14盗塁に次ぐチーム2位
自民党の保守系議員のグループ「保守団結の会」はきょう、会の顧問で、先月、銃撃を受けて亡くなった安倍元総理を「永久顧問」に選任しました。 【写真で見る】元信者女性5人が語る「合同結婚式は最大の目標」その実態とは…【旧統一教会】 自民党「保守団結の会」 高鳥修一共同代表 「安倍晋三先生をですね、永久顧問としてこれからも名前を残させていただくということを決議をいたしましたので、改めてご紹介、そして皆さんからご了解をいただきたい」 自民党の保守系議員でつくる「保守団結の会」は午後、勉強会を開き、参議院選挙の遊説中に銃撃を受けて亡くなった安倍元総理を「永久顧問」に選任しました。 「保守団結の会」はおととし、自民党の保守系議員が設立し、安倍元総理は「顧問」を務めていました。 会は、安倍元総理の政治姿勢に共鳴するメンバーが多く、共同代表の高鳥修一衆院議員は「安倍元総理の名前をこれからも(会に)残し、考え
名古屋・栄のビルで火事があり、女性1人がけがをしました。女性は喫煙しながら消毒用アルコールの詰め替え作業をし、引火したとみられています。 【写真を見る】喫煙しながらアルコール詰め替え引火か 女性やけど 名古屋・栄のビル 28日午後2時10分過ぎ、中区錦3丁目のビルの3階にある飲食店で、「煙と爆発音がした」と、近くの店舗の従業員から消防に通報がありました。 消防車など20台が出て、火はまもなく消し止められましたが、火元の飲食店の従業員とみられる30代の女性がやけどをして病院に運ばれました。 女性に意識はあり、自力で歩けたということです。 消防によりますと、女性はたばこを吸いながら消毒用アルコールの詰め替え作業を行っていたとみられ、警察と消防は、たばこの火がアルコールに引火したとみて、当時の詳しい状況を調べています。 現場は、栄の繁華街の中心部で、一時騒然となりました。
旧統一教会の韓鶴子総裁を「マザームーン」と最大級の賛辞を込めて呼んでいた自民党の山本朋広衆院議員がその理由を答えました。 自民党 山本朋広 元防衛副大臣(2017年) 「マザームーンにさきほど、カーネーションの花束をプレゼントさせていただきました」 韓鶴子総裁を「マザームーン」と呼んだ理由について山本議員はJNNの質問状に対し、「お付き合いもなく、韓鶴子(かん つるこ)さんだと思っていた」「『かん つるこさん』と呼ぶ人は誰一人おらず名前を言い間違えるのは大変失礼になるので悩んでいたところ、関係者が教えてくれたのが『マザームーン』でした」などと説明しました。 また、「旧統一教会との関係はありませんし、信者でもありません。旧統一教会と向き合う考えはありません」としています。
この美味しそうなハムサンドイッチは、細菌に汚染されている?(PHOTOGRAPH BY BECKY HALE, NATIONAL GEOGRAPHIC) 私たちは子どもの頃から、ある疑問につきまとわれている。落とした食べ物は、はたして食べても安全なのだろうか? 答えのひとつに、素早く拾えば大丈夫というものがある。いわゆる「3秒ルール」だ。 ギャラリー:腐らない死体、伸びる爪…本当だった「吸血鬼の証拠」 画像6点 よく似たルールは世界中にあり、米国では「5秒ルール」と呼ばれている。それだけに、こうしたルールにさしたる根拠があるとは思えず、世界各地の家族のいざこざや科学展でもおなじみのテーマになっているが、2500回以上も科学的に測定を行った決定版ともいえる実験の結果があるので紹介しよう。 米ラトガーズ大学の食品科学者ドナルド・シャフナー氏らが、2016年に学術誌「Applied and En
ニューヨーク市で遠赤外線サウナを楽しむ女性。遠赤外線サウナには様々な健康効果があるが、汗で毒素を排出できるといううたい文句は科学的に証明されていない。(PHOTOGRAPH BY LAUREL GOLIO, REDUX) デトックスという言葉が流行語大賞にノミネートされたのは2007年のこと。以来、この言葉は私たちの生活にすっかり溶け込んでいる。「毒素を排出してきれいにする」のはとても魅力的だが、それだけに誤解も少なくない。誤った情報に振り回されないように、よく見かける“デトックス神話”のひとつである「汗をかいてデトックス」の真相を科学者が厳密に検証した研究を紹介しよう。 ギャラリー:フィンランドの驚きのサウナ 写真5点 発汗は今や健康や美容のトレンドになっている。同じく昨年の流行語大賞の候補になった「ととのう」をはじめ、「サウナ―」や「サ活」などのキーワードが生まれたサウナから、これもブ
日中戦争に約2年間従軍した男性の日記が、遺族から立命館大国際平和ミュージアム(京都市北区)に寄贈された。中国軍の敗残兵や農民を殺害した「加害の日常」を淡々とした筆致で書き残しており、ミュージアムは「普通の市民だった末端の日本兵が、罪の意識もなく残虐な行為に及んでしまう戦争の恐ろしさを伝えている」としている。 【写真】日記を残した小林太郎氏 京都市伏見区に司令部があった陸軍第16師団第9連隊に歩兵一等兵や上等兵として所属した小林太郎氏=1972年に61歳で死亡。37年8月に召集されて39年8月に帰国するまで、天津の戦闘や南京占領などに加わった。出征当時は27歳で、京都市左京区に本籍があり、前年に日本大学工学部を卒業していた。 日記は縦23センチ、横19センチで厚さ6センチ。従軍中のメモを帰国後にまとめたとみられ、ほぼ毎日の軍事行動を記録している。剣や銃で殺害された中国兵の写真、トーチカ(防御
「若者が動画を倍速で見ている」という話がネットで話題になった。ソーシャルネイティブで他者の共感とコスパを重視する現在の若者=Z世代は、共通の話題となる映像作品を早送りで見ている(のはいかがなものか)というのがその論調だが、果たして本当にそうなのか? 大学でのアンケートを基にその実態と本質を考えたい。 メディア接触・コンテンツ密度・咀嚼(そしゃく)スピード本題に入る前にメディアとコンテンツの関係を押さえておきたい。大学のメディア系の講義で学生に分かりやすく単純化して伝える話でもあるのだが、メディアが「お皿」でコンテンツが「料理」という関係に喩えたりする。同じ物語というコンテンツ(料理)でも、それを載せるメディア(お皿)の形が変われば、たとえ材料が同じでも料理の味わい方やその価値が変わるということだ。 そして、一口にコンテンツと言っても、シーケンシャル(連続的)に受け取らなければ意味を把握しづ
ウクライナ南部クリミア半島ノボフェドロフカでロシア空軍基地の方向から爆発音がし、黒煙が上がったと、地元の目撃者3人がロイターに明らかにした。9日ノボフェドロフカで撮影(2022年 ロイター/Stringer) [モスクワ 9日 ロイター] - ロシアが2014年に編入したウクライナ南部クリミア半島ノボフェドロフカ付近の軍用飛行場で9日、爆発があり、地元当局によると1人が死亡した。ロシア政府は保管していた弾薬が爆発したと説明し、攻撃の結果ではないとした。 【動画】ザポロジエ原発砲撃めぐり非難の応酬、国連はIAEAの立ち入り要求 目撃者によると、現地時間午後3時20分ごろにサキ軍用飛行場の方向から少なくとも12回の爆音がした。ソーシャルメディアには海岸から撮影した動画が多数投稿され、大きな煙が立ち上っている様子が映っている。 ロシア国防省は「複数の航空弾薬庫で爆発があった」と発表。当初は負傷者
南米チリの北部にある銅山の近くに巨大な穴が出現し、広がっている。 直径が1週間で2倍に広がって50メートル以上になり、深さも200メートル以上で、フランスの凱旋門がすっぽり入る大きさだという。7日にロイター通信が報じた。 【写真】チリ北部コピアポで2022年8月7日、1週間で倍の大きさになった穴=ロイター 同通信によると、穴は7月下旬に出現した。原因はわかっておらず、銅山を運営するカナダの企業が究明を続けているという。 チリ当局は銅山のすべての作業の中止を命じており、地元市長は銅山の作業で周辺の土地が不安定化したのではないかと懸念しているという。(宮野拓也)
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