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ブックマーク / agora-web.jp (40)

  • IoT教育って?

    総務省情報通信審議会のWGに呼ばれ、「IoT教育」というネタでのプレゼンを求められました。以下、概要。 先日、「2045年の教室」というテーマで子どもワークショップを開きました。子どもたちにとって一人1台タブレットは当たり前、1人1台ロボットになる。AIで勉強を教えてくれるが、もう知識は脳にダウンロードするから不要だと。知識よりコミュニケーションが大切になる。IoT、AI、ロボットは当然。というのが彼らの未来です。 教育の情報化は、PC+CDで教材を使っていたデジタル教育から、タブレット+クラウドでデジタル教科書のスマート教育へと移行し、さらに、ウェアラブル端末、ビッグデータ、SNSへと広がりをみせます。 それが今度はロボット、IoT、AIの、いわば「IoT教育」へとコマを進めようというのですが、日はまだスマート教育にも至っていません。日教育情報化がOECDの中でも最低レベルであるこ

    IoT教育って?
    mellhine
    mellhine 2016/05/13
    “今のところ、デジタル技術でロボットやガジェットを作って身の回りの問題を解決するとか、学校に埋め込まれたセンサーの情報を使って学ぶとか”プログラミング必須化の流れと合わせて面白そう。
  • IoTで儲けるという幻想

    最近、IoT(Internet of Things)、AIが大流行ですね。 IoTは「モノのインターネット」と呼ばれるように、社会の至るとこに設置されたセンサが膨大なデータを収集し、インターネットを通じてデータをデータセンタに送る。 データセンタではAIなどを使ってデータを解析し、解析結果を再び現実世界にフィードバック(アクチュエート)することで、インフラ・サービス・製造までも効率化するのが狙いです。 スマホの成長が鈍化している現在では、IoTはエレクトロニクス、通信、ITなどの産業にとっては期待の星、と言えるかもしれません。 ただ、も杓子も「わが社はIoTで儲けます」というのは、違和感を感じます。 特に日の電機メーカーの多くは半導体から撤退を余儀なくされたため、センサを作るというハードビジネスに賭けようとしているようにも感じます。 センサは重要な部品・技術ですが、センサだけ、部品の売

    IoTで儲けるという幻想
    mellhine
    mellhine 2016/05/13
    「IoTは儲からない」という主張かと思ったら違った
  • 「夢の新薬」が国を滅ぼすか?高額薬剤とどう向き合うか

    今まで治せなかった病気が、治せたり悪化をい止められたりする夢のような新薬が世に出てきたら、患者やその家族の喜びはひとしおだろう。 ただ、その新薬を使うと、患者1人で年間3500万円も請求されたとしたら・・・ いま、まさにそんな「夢の新薬」が注目を集めている。それは、がん治療薬「オプジーボ」(一般名:ニボルマブ)。オプジーボは、日で開発された画期的な免疫療法薬で、悪性黒色腫のほか肺などのがんへの適応拡大も期待されている。ただし、1人の患者がオプジーボを使うと、年に3500万円かかるとされる(体重60キロの患者が1年間26回使用すると想定)。こうした画期的な新薬は以前にもあったが、これほど高額の薬剤費がかかる新薬は類を見ない。 注目された1つのきっかけは、筆者も委員として出席した財政制度等審議会財政制度分科会の4月4日の会合である。この審議会は、財務大臣の諮問機関で財政政策を議論する審議会

    「夢の新薬」が国を滅ぼすか?高額薬剤とどう向き合うか
    mellhine
    mellhine 2016/05/13
    思考実験とかは極端な例を考えることで認識を深めることができるが、これはそういう極端な案件が実際に出てきてしまってコンセンサスを取らないといけない事例。それをサボってきたのが今の年金制度。
  • AI棋士の「定石」と人の「ゴミデータ」 --- 長谷川 良

    映画「イミテーション・ゲーム」(2014年公開)の主人公、英国の天才的数学者アラン・チューリングの夢だった“心を理解できる人工知能(AI)”はもはや夢物語ではなくなってきた。実際、ニューロ・コンピューター、ロボットの創造を目指して世界の科学者、技術者が昼夜なく取り組んでいる。 ところで、ニューロ・コンピューターが登場したら、それは即、人間の心を理解できるAIの誕生を意味するのだろうか。当方は「『私』はどこにいるの?」(2015年5月24日参考)という題のコラムの中で独週刊誌シュピーゲル電子版(5月22日)の科学欄に掲載された衝撃的な記事を紹介した。イタリアの神経外科医 Sergio Canavero 氏が2017年に不治の病の体を持つ患者の頭部を脳死患者の体に移植する計画を進めているというのだ。トリノ出身の同外科医によると、患者(30歳のロシア人)は既に見つかっている。技術的には全てOK

    AI棋士の「定石」と人の「ゴミデータ」 --- 長谷川 良
    mellhine
    mellhine 2016/03/17
    心は体と密接に関わっているはず(目が見えない人と健常者は違う脳の使い方をするはず)。また、心が脳にあることはまだ確実とは言えない。この手術が成功でも不幸にも失敗でもその他の結果が出ても興味深い。
  • ショーンK氏問題で考える、コンサルタントの学歴詐称 — 川崎 隆夫 – アゴラ 言論プラットフォーム

    テレビ朝日の「報道ステーション」など、いくつかの報道番組でコメンテータを務め、人気を博していた経営コンサルタントの「ショーンK」ことショーン・マクアードル・川上氏(以下川上氏)の学歴・経歴詐称疑惑が週刊文春で報じられ、騒ぎとなっています。 川上氏は一部疑惑を認め、急遽「報道ステーション」などのレギュラー番組を降板することになりました。 今回の川上氏の「学歴詐称」「職歴詐称」疑惑については、「ああ・・やはりこの人、想像した通りだったのか。」というのが、筆者の偽らざる感想です。今から7~8年ほど前のことになりますが、筆者は経営関連の教育事業会社からの依頼で、ビジネス関連のセミナーや講演会等をプロデュースする仕事に携わったことがありました。その際に、セミナーや講演会などの講師候補の一人として、川上氏をピックアップした経験を持っています。ただ今でも記憶に残っているのは、当時「川上氏の学歴・職歴には

    ショーンK氏問題で考える、コンサルタントの学歴詐称 — 川崎 隆夫 – アゴラ 言論プラットフォーム
    mellhine
    mellhine 2016/03/17
    汚名向上とは?
  • 【PR】ダメ面接官に限って賢そうに振る舞う --- 曽和 利光

    面接の質を高めるために人事担当者が取り組むべきこととは? 連載「ダメ面接官の10の習慣」では、ダメな面接官に共通する特徴を取り上げながら、面接の質を向上させ、採用力を高めるためのノウハウをお伝えします。第3回のテーマは「ダメ面接官は賢そうに振る舞う」です。 >>【第1回】ダメ面接官は明確な評価ポイントがない人を不合格にする >>【第2回】ダメ面接官は候補者に一貫性を求めすぎる 現場経験が豊富なデキる社員ほど要注意 面接は企業と候補者が「お互いに評価しあう場」です。しかし、面接官は意識的に気をつけていないと「候補者をジャッジしてあげよう」という上から目線な態度になりがちなものです。 そしてそうした面接官には、「候補者に負けたくない」「候補者にリスペクトされなければいけない」などと無意識に思い込み、「候補者が話す分野について自分がどれだけ理解しているか」を顕示してしまう傾向が見られます。つまり

    【PR】ダメ面接官に限って賢そうに振る舞う --- 曽和 利光
  • 頑張って働く人がバカを見る時代

    こちらのTwitterまとめは4コマまんがはなかなか興味深いものでした。4人で仕事をしていたOLが1人退職してしまい、3人になってしまいました。しかし2人は定時で帰り1人は残業をして仕事をこなそうとしました。翌日定時に帰った2人に「それじゃもう一人会社は雇ってくれないよ」と言われるという内容です。(仕事をすればするほど首が絞まっていく!?「残業をしてはいけない理由」を描いたマンガが真理を突きすぎていて辛い…) Twitterではかなりの人が「その通り」「無理する必要はない」という意見を述べていますが、当にそうでしょうか。頑張って残業することがそんなに悪いことなのでしょうか。もし4人でこなしていた仕事を業務改善によって3人でこなせるようになり、かつ定時でこなせるようになれば、それは会社に取っても利益です。人に取ってもスキルアップに繋がるでしょう。 頑張らないほうが得をする人 しかし気持ち

    頑張って働く人がバカを見る時代
    mellhine
    mellhine 2016/02/05
    なるほど
  • 一年の計、それは自分との闘いを制しプロとなること

    「今年こそ」といろいろ思うところがある方も多いでしょう。私が一番目にするのは新年早々、住んでいるコンドミニアムのジムで見かけない人が汗を流していることでしょうか?そして私の経験が正しいならばひと月続く人は1-2割程度でしょう。何故続かないかといえば根気の問題もありますが、もともと設定した目標が高すぎるのだろうと思います。 今まで何もやっていなかった人が突然何かに目覚めて新しいことをするのは結構なことだと思います。しかし、宝くじに当たってその瞬間人生が激変するのと違い、新しい経験を積み上げるというのは並大抵のことではありません。だからこそ、すぐに成果を期待するのではなく、まずは続けることを目指したらよろしいかと思います。 ビジネスでもそうです。私は新規ビジネスについては初めの3年は売り上げの目標を立てません。それは試行錯誤の連続で初めに描いた通りにならないことが分かっているからです。まずはそ

    一年の計、それは自分との闘いを制しプロとなること
    mellhine
    mellhine 2016/01/06
    “ 何事も積み重ねた上で最新の経験値にアップグレードしていくプロセスが必要なんです。そう考えるとレバレッジであとは放置プレイという簡単なシナリオにはならないことに気が付くでしょう。”
  • テロが当たり前の時代の『あたらしい正義』について

    フランスのテロ事件は、今まで「その話は公的には黙殺することで現代社会を成り立たせていた」問題をすべて白日の下に晒しつつあるように思います。 ベイルートの死者は無視なのに、パリで死者が出たら全世界が大騒ぎするってどうなんだ?という話は、事件以前だってずっと「リアルに存在する大問題」でしたが、事件前にこんな話を堂々とフェイスブックで言い出したら「はいはい中二病」扱いで黙殺されていたようなことです。 それが今や、全世界的にホットな話題になり、”キャッチーでファッショナブルな範囲で”堂々と扱える内容になった。(余談ですが私は少年時代”にザ・イエローモンキー”というバンドが好きで、こういう問題を扱った彼らの有名な歌詞をネットで酷評されまくっていたのを見ていたので感慨深いものがあります) また、「テロをする人間にはテロをする人間の正義(あるいは少なくとも”切実な事情”)がある」という話と、「テロリスト

    テロが当たり前の時代の『あたらしい正義』について
    mellhine
    mellhine 2015/11/19
  • 「出世したくない」人の未来 --- 増沢 隆太 : アゴラ - ライブドアブログ

    ビジネスコラムなどでも定期的に上がってくる「出世したくない人(若者)が増えている」という話ですが、実際に若者を部下に持つ方、お子さんが働き始めた方など、感覚的には同意できることが多いのではないでしょうか。これは単に年齢を重ねたゆえの悟りなのか、会社に居続けてもなおかつ、そのような志向がかなうのか、人事システムの変化を考えましょう。カギはグローバル化です。グローバル化という波は人事政策にも大きく影響しています。 ■仕事・暮らし・つり合い ワークとワイフのバランスについて書かれた記事を見つけました。ある経済団体の調査報告によれば、「(私用がある時)残業を引き受けるという回答は、大卒職員で「引受ける」が3割近く、「断る」が4割少しとなっており、公私を分けてプライバシー守りたい傾向が現れている」ということです。 実はこれが報告されたのは昭和47年だそうで、40年以上前ということになります。残

    「出世したくない」人の未来 --- 増沢 隆太 : アゴラ - ライブドアブログ
  • 心が折れそうだなと思った時に読む話 --- 城 繁幸

    今週のメルマガの前半部の紹介です。 先日のことです。「海外派遣された自衛官の自殺率は一般国民の10倍」という話が大きな波紋を呼びました。ちょうど安保法案も議論されているタイミングでもあり、関心を持った人も多かったのでしょう。 ただ、「ちょっとその数字はないな」というのが筆者の率直な第一印象でしたね。確かに海外、それも戦地への派遣は肉体的にも精神的にも負荷はかかるでしょうが、人間はそうした外部からのプレッシャーには相当打たれ強くできているというのが、筆者のかねてからの持論です。 というわけで元ネタを当たってみれば、なんのことはない。イラクから撤収後の10年間ほどの累積数を国民一般の1年間の数と比較しちゃってるんですね。そりゃ十倍になりますね。「チェルノブイリ原発事故の作業員のべ86万人のうち既に5万人が亡くなっている!」という引っかけネタと同じようなものです。※ 「それでも10万人あたりの年

    心が折れそうだなと思った時に読む話 --- 城 繁幸
    mellhine
    mellhine 2015/06/29
  • 「徴兵制は嫌だ!」という皆さんへ

    辻元議員が国会で徴兵制について質問したのに続き、民主党からは「徴兵制復活」を危惧する声が上がっている。 徴兵制に強く反対する人たちが、どうしてもやりたくない仕事、子供や家族に絶対にさせたくない仕事自衛隊はやっている(仕事というのは基的に「自分がやらないこと・不得意なことをその道のプロにやってもらって対価を払っている」もの。だから職業に貴賤があってはならない)。徴兵制が嫌ならなおのこと、自衛隊の任務や名誉の問題に対する理解を持ってもらいたい。 よく知られているように、先進国は徴兵制を止める流れであり、何も憲法解釈を持ち出すまでもなく、経費の面、兵士の教育の面から見ても徴兵制導入は現実的ではない。元自衛官の佐藤正久議員が「専門性の高くなった今の軍隊で、一般市民を徴兵しても役に立たない」と書いた記事が話題になっているが、以前、自衛官からもこんな話を聞いたことがある。 「現在は志願制で、色々な

    「徴兵制は嫌だ!」という皆さんへ
    mellhine
    mellhine 2015/06/29
  • 「私」はどこにいるの? --- 長谷川 良

    独週刊誌シュピーゲル電子版(5月22日)の科学欄に衝撃的な記事が掲載されていた。イタリアの神経外科医 Sergio Canavero 氏が2017年に不治の病の体を持つ患者の頭部を脳死患者の体に移植する計画を進めているという。トリノ出身の同外科医によると、患者(30歳のロシア人)は既に見つかっている。技術的には全てOKだというのだ。6月中旬には、米国で開催される専門医会議の場で頭部移植手術に関する計画を公表するという。頭部移植計画が伝えられると、専門医ばかりか、キリスト教会などから「倫理的面から頭部移植には同意できない」という声が既に飛び出している。 心臓移植の時も激しい抵抗があった、なぜならば、ひょっとしたら心臓周辺に人間の精神生活を司る中心(私)があるのではないか、と考えられていたからだ。他人の心臓を移植するということは、移植された患者に心臓提供者の「私」が同時に移植されるのではないか

    「私」はどこにいるの? --- 長谷川 良
    mellhine
    mellhine 2015/05/29
    面白すぎる
  • 不動産会社の「大丈夫」が全然大丈夫じゃない件について。 : アゴラ - ライブドアブログ

    先日、2015年3月の新設住宅着工戸数が公表された。2014年は消費税増税前に発生した駆け込み消費の反動もあり、前年の2013年と比較して1割近く落ち込んだ。 2015年3月は前年、前々年と比べてもごくわずかに増加していて、ようやく増税前後の影響は消えたかのように見える。では住宅の購入・販売の現場はどうなっているか。自分が見た限りでは「相変わらず荒れている」としか言いようが無い状況だ。 ■世帯年収800万円の夫婦は5000万円の物件を買えるのか? 先日住宅購入の相談に訪れたご夫婦は住宅購入を検討していた。予算は4000万円ほどで、首都圏でマンション購入の予算としては平均よりやや高めの数字だろう。23区内でファミリー向けの新築マンションは厳しいが、中古マンションか、あるいは千葉・埼玉ならば新築マンションも十分購入は可能な予算だ。一戸建ても買えない予算ではない。 まだ購入物件は決まってい

    不動産会社の「大丈夫」が全然大丈夫じゃない件について。 : アゴラ - ライブドアブログ
    mellhine
    mellhine 2015/05/19
    “返済比率は借りられるかどうかを判断する際には役立っても、長期の返済で家計がどうなるか考える際にはほとんど役に立たない。”
  • 朝日新聞への憎悪はどこまで?--「血祭り」後を考える : アゴラ - ライブドアブログ

    当然の「国民的憎悪」 朝日新聞社に「国民的憎悪」が向いている。「国民的憎悪」とは「社会の大半の人が、理性的ではなく、何かをきっかけに一つの対象を、憎悪を込めて罵る」ことと、ここでは定義しよう。(戦前の朝日新聞社旗。戦争協力の証拠) 慰安婦問題の誤報騒動、吉田調書報道の誤り(私のコラム)、原発・放射能報道の誤報(私のコラム)など、相次いだトンデモ報道が批判されている。それを一般の人々のネット世論が先導し、新聞、雑誌という既存メディア、そして政治家という幅広い層が追いかける姿に、時代の変化を感じる。 ただし、「ちょっと待てよ」と、私は今思う。私は経済記者を20年近くやって、数年おきに「国民的憎悪」騒動を経験した。バブル崩壊後の不良債権問題を引き起こした銀行、株価を煽った証券会社への批判、2000年ごろ、06年ごろのベンチャー企業叩き、継続する官僚叩きなど、怒りが特定組織に頻繁に向いた。個人

    朝日新聞への憎悪はどこまで?--「血祭り」後を考える : アゴラ - ライブドアブログ
    mellhine
    mellhine 2014/09/10
  • 機会費用って何?

    世の中には、目に見えるコストと見えないコストがあります。たとえばみなさんが東京から横浜まで行くとき、300円の電車賃がもったいないといって2時間かけて歩いて行くと、時間が無駄になります。時給800円で2時間はたらくと1600円だから、300円の電車賃を節約するために1600円のコストをかけたことになります。こういう見えないコストを機会費用といいます。 「原発を動かす前に避難計画が必要だ」などといって、いつまでも運転を延期しているのも、コストがかかっていないようにみえますが、今年上半期のLNG(液化天然ガス)輸入額は3.9兆円。この輸入量は、震災前の1.5倍です。つまり1.3兆円は原発を止めているために輸入したLNGですから、1日70億円のLNGを余分に輸入していることになります。これが原発停止の機会費用です。 つまり原発を動かさないコストが毎日70億円かかっているわけです。これは目に見えま

    機会費用って何?
  • ネットが発達すればするほど、「リアル」の価値が増大する --- 内藤 忍

    昨年以降、海外に出かける機会が増えました。一人で出かけたり、スタディ・ツアーでみんなで出かけたり、スタイルは様々ですが、アメリカ(テキサス、NY、カリフォルニア)、マレーシア、シンガポール、タイ、フィリピン、カンボジア、バングラデシュ、中国(上海)、香港と隔月で飛び回っていた計算になります。 最近はネットを使って現地の情報を事前に得ることができるようになり、ホテルやレストランの予約も電話でやり取りしなくても良くなったのでとても便利です。 しかし、ネットが発達して現地の情報が日にいながらにして得られるようになればなるほど、現地に行くことによる価値が高まるというパラドックスを感じるのも事実です。 例えば、レストランやホテルの選択です。ネット上に画像付きで大量の情報があって、どのレストランでどんな料理べられるのか、どのホテルがどんな感じなのか、出発前から「ある程度は」わかります。しかし、実

    ネットが発達すればするほど、「リアル」の価値が増大する --- 内藤 忍
    mellhine
    mellhine 2014/06/18
    2次的な情報は、誰かの目を通して既に「スクリーニング」されてしまっています。ネット上で得られる情報というのは、リアルが100だとすれば、それを何らかの基準で10とか20まで圧縮したものです
  • 日本は韓国を「侵略」していない

    さっきちょっとメモのつもりで書いた記事が「そうだったのか!」と意外な反響を呼んでいるので、基的な歴史のおさらいをしておこう。これは右とか左とか関係ない事実である。 「中韓」とか「侵略戦争」というように第二次大戦を一くくりにするのが間違いのもとで、当時の中国は日の敵国だったが、朝鮮は日の領土だった。若い世代にはこれが感覚的にわかりにくい(戦中生まれの籾井氏も知らない)と思うが、自国を侵略することはできない。だから第二次大戦で、日韓国を侵略していないのだ。 ではなぜ韓国(大韓帝国)は日の領土になったのか。これを1910年の日韓併合で語るのは間違いで、そのときすでに大韓帝国は日の保護国になっていたので、実質的な違いはない。いいかえると日韓併合がなくても韓国は日の支配下にあり、日でも伊藤博文は当初は併合に反対していた(コストがかかるから)。 では第2次日韓協約で韓国が保護国になっ

    日本は韓国を「侵略」していない
    mellhine
    mellhine 2014/01/28
  • 暇つぶしという重要な問題 - 『暇と退屈の倫理学』

    人生とは何か、という問いに対する答はいろいろあるだろうが、私の答は中学生のころパスカルの『パンセ』を読んだときから同じだ。それは気晴らし(divertissement)である。これは適切な訳語がないが、「人生に意味がないという事実を忘れるために常に何かをして気をまぎらわせること」といった意味である。 パスカルは、兎狩りに行く人を例にとってこれを説明している。狩りは兎を手に入れる手段としては不合理だが、人々の目的は兎をとることではなく、狩りに夢中になって気晴らし(暇つぶし)をすることなのだ。これをパスカルは自己欺瞞と考え、神の中に意味を見出そうとしたが、その著書『キリスト教弁証論』は未完に終わり、断章だけが残された。 それ以来、退屈や暇つぶしについての考察は、西洋哲学の重要なテーマである。ニーチェは退屈をニヒリズムと呼び、それを克服する「超人」を構想した。他方、マルクスは「必然の国」の彼方に

    暇つぶしという重要な問題 - 『暇と退屈の倫理学』
    mellhine
    mellhine 2014/01/22
  • 「はたらくおじさん」は「はたらかせるおじさん」になることを考えるべき --- 内藤 忍

    コペルニクスは地動説を唱えて、天動説が当たり前だった当時の人たちの考え方を180度変えてしまいました。事実は1つなのに、モノの見方によって世の中がまったく違って見えてしまうということの好例です。 人は幼少時から親や学校の先生に教えてもらった教えや考え方に大きく影響を受けています。彼らによって、世の中の見方を教えてもらっているのです。しかし、それは教える人の思っている考え方に過ぎず、唯一絶対に正しいものとは限らないのです。 子供の頃社会の授業で「はたらくおじさん」というテレビ番組を見せられました。工場や道路建設の現場で働く人たちを取り上げた番組です。労働することの大切さ、自分で汗を書いてお金を稼ぐことの重要性を子供に伝えるのが目的だったと思います。 しかし、「はたらくおじさん」は出てきても「はたらかせるおじさん」はそこには登場しません。真面目に働くことは確かに大切ですが、その向こうにある世界

    「はたらくおじさん」は「はたらかせるおじさん」になることを考えるべき --- 内藤 忍
    mellhine
    mellhine 2014/01/08
    “大人になって、いや40代になって、気が付いたことは、「はたらくおじさん」を目指すのではなく「はたらかせるおじさん」を目指す人生があっても良いのではないかということでした。自分が労働して稼ぐのが唯一の収