タグ

ブックマーク / shinka3.exblog.jp (65)

  • これを機に「博士号」のない社会にするのもいいかも | 5号館を出て

    早稲田大学の調査委員会(小林英明委員長)が、たとえどんな内容の博士論文であっても「学位の取り消しは一つの法律行為なので、その要件に合致しなければ、たとえ心情的にはおかしいと思っても、取り消すことができない性質がある」ということで、たとえ疑惑の博士論文に 「不正の方法があったとしても、その『不正の方法』によって『学位の授与』を受けたという要件を満たさなければいけない。つまり、『不正の方法』と『学位の授与』との間に因果関係が必要になる。 因果関係というのは、ある事実があった後にある事実がある、ある事実がなければある事実がない、といった関係のことをいう。つまり、それが学位授与に重大な影響を与えたという場合に、初めて因果関係があるといえるレベルになる。 早稲田大学では、査読付きのジャーナルに受理されているということが学位授与に非常に大きな影響を与えている。それが受理されていれば、あとは指導教員が論

    これを機に「博士号」のない社会にするのもいいかも | 5号館を出て
    mobanama
    mobanama 2014/07/21
    "どこの大学院で授与された博士号を持っているかということが、「品質保証」と直結しないことは誰でもが感じていたこと""今回の調査委員会はあまりにも露骨に、「早稲田の博士ってこんなものです」と言ってしまった"
  • 札幌も花 理研騒動に対する最後のコメント | 5号館を出て

    にもかかわらず、ちょっと心は沈んでおります。 今朝見た朝日の記事にかなり衝撃を受けてしまいました。例の「理研騒動」で処分を受けることが想定されている側の弁護団の弁明書が報道陣に公表されたという報道です。その中で投稿した論文原稿に対して戻ってきたコメントへの対応について書かれた部分があるのですが、少なくとも科学をするものとしては「常軌を逸した」態度と言わざるを得ないことが書かれていました。 例の論文はNatureに投稿される前に、Scieneなどにも投稿されていたということなのですが、Scienceの判断はリジェクト(つまり、再投稿不可)だったのですが、それに対してこんなことが述べられています。 ・サイエンス誌からのメールでは、論文が却下されただけでなく再投稿が許可されていない。コメント(指摘)を精査することは通常ない。再投稿できないのであれば、意味がないからだ。 我々はたとえリジェクトされ

    札幌も花 理研騒動に対する最後のコメント | 5号館を出て
    mobanama
    mobanama 2014/05/28
    "論文投稿というものをアクセプトかリジェクトかだけをキーにここまでゲーム化しているのが今回の論文著者たちだとしたら、やはり全員に科学の舞台から退場していただきたい"げに。もうこの件の妄言には飽き飽き。
  • 「おおきなカブ」 Nature 掲載をめぐるゲームと場外乱闘 | 5号館を出て

    結局、Nature に載りそうな論文ネタを持っていれば、次から次へと力になってくれる人が現れるのがこの世界だということがバレてしまったということなんだというお粗末なのかもしれません。 「おおきなカブ」という童話がありますが、最初に「カブ」に相当するアイディアをひねりだした筆頭著者が、とてもひとりではこのカブをを抜けないということに気が付き、まずは早稲田大学に助けを依頼、それでも力不足がわかったのでハーバードに依頼、それでも全然ダメだと気がついて、理研の方々に依頼。さすがに理研には技術屋さん、理論屋さん、さらには実験屋さんまでいて、ついにここでカブが抜けて Nature が落ちました。メデタシ、メデタシ。 で、抜けたカブをみんなで味わおうと思ったのも束の間、そのカブの抜き方がぜったいにおかしいと、世界中に散らばるカブ抜き予備軍が調査を始めたのが大誤算でした。 今までならば、Nature にさ

    「おおきなカブ」 Nature 掲載をめぐるゲームと場外乱闘 | 5号館を出て
    mobanama
    mobanama 2014/04/17
    "アフターレビュー""3時間も無駄な記者会見を聞いてしまったという思いから、ちょっと毒が強いエントリーになったかもしれませんが、お許し下さい"w
  • 筆頭著者の記者会見と連名著者の責任 | 5号館を出て

    日、筆頭著者の記者会見がありました。ねつ造などが指摘されているNatureの論文2ともの筆頭著者です。 いつものようにすごい論文や興味深い論文の紹介記事ではないので気が重いのですが、すんなりと世の中に受け入れられていたら歴史的論文となる可能性もあった2編です。 Articleと呼ばれる長い論文の著者は8名、Letterと呼ばれる短い論文の著者は11名で、いずれも筆頭著者は同じです。筆頭著者の次に重要な責任著者とも言われる最後にクレジットされるLast authorはそれぞれ異なります。 この2編ともの論文に疑義が生じていますので、両者の筆頭著者の責任は非常に大きいということは誰でもが思っていることです。この論文が発表された時に国内でのプレスリリースの舞台になったのが理研CDB(発生再生科学総合研究センター)でプレスリリースでは理研の成果として発表されていましたので、その結果生じた責任問

    筆頭著者の記者会見と連名著者の責任 | 5号館を出て
    mobanama
    mobanama 2014/04/09
    "科学の世界のルールでは論文の意味は消滅、取り下げするしかないということを告白"//"マウスの新生仔からとった細胞でしかできないということが今も私の頭の中で引っかかっておりまして"同感。
  • 研究の作法を誰が教えるか | 5号館を出て

    今日は北大の一般入試の後期試験のため、朝は7時前に家を出ました。東区(といっても我が家の近辺が特にひどかったようですが)は、15センチ位の積雪があったため自転車はあきらめて歩いていると白く見えたものは降っている雪ではなく、朝になって気温が下がってきたためかだんだんと濃くなっている霧でした。 今日の試験を最後に、次年度の新入生が最終的に決定することになるのですが、今どきの大学新入生に今まであまり書いたことのないレポートというものを課すると、そもそも何を書いて良いのかわからない、書き方がわからないということで、多くの学生はまずはインターネットで探したものを露骨にコピペしてきます。 最初のうちは、コピペがばれると思ってか、文章をどこから持ってきたかという情報を書いてこない学生が多いのですが、インターネットから引用するのは構わないから必ずどこにあった誰の文章から引用したということを示すようにという

    研究の作法を誰が教えるか | 5号館を出て
    mobanama
    mobanama 2014/03/13
    "次々と魔法のような(彼らが常日頃欲しいと思っていた)データを出してくる若い筆頭研究者が自分たちの業績作成マシーンのように思えて、チヤホヤしてしまうというようなこともあるかもしれません"良く聞く話
  • 性選択:美しいオスだけではなく珍しいオスもモテる | 5号館を出て

    動物の世界にはオスはメスに選ばれないと子供を残せないという厳しい現実があります。この話を女子大ですると必ず「ヒトではイケメンのオスがメスを選んでいるからそうではない」という意見が出てくるのですが、ヒトでもメスは子供を産みたいと思ったら相手になってくれるオスを選びさえすれば、どちらかに不妊症の問題さえなければ、必ず自分の子供は作れます。ところがオスの場合には自分の精子を受け取って子供を産んでくれるメスが見つからない限り、自分の子孫は残せないのです。 そこで、動物の世界ではメスに選ばれるためにオス同士が争ったり、オスがメスの好む形態に変化したりと、メスに選ばれるということを基準として起こる自然選択=性淘汰がしばしば見られます。孔雀などのトリやオスが派手な熱帯魚、オス同士が戦って一番強いオスがメスを総取りするゾウアザラシなどでは、メスをめぐる性淘汰が起こっていることが観察されています。 この性淘

    性選択:美しいオスだけではなく珍しいオスもモテる | 5号館を出て
    mobanama
    mobanama 2013/11/08
    希少性ということならば、と喜んでいるクラスタが居るに違いない。
  • イケメンがほろ酔いで「地球温暖化」を議論する | 5号館を出て

    しかも、カビ臭い大学の講堂などで行われるシンポジウムに飽き飽きしている方もワインやビールを片手におしゃれな雰囲気なら行ってみようかという気分にならないでしょうか。

    イケメンがほろ酔いで「地球温暖化」を議論する | 5号館を出て
    mobanama
    mobanama 2013/08/20
    あくまでも個人の感想であり、演者の顔面偏差値を保証するものではありません。なんちてな。とはいえ何かに秀でた人は何かしらのイケメン的とも言い得るようなオーラを醸し出すケースは多いとは思う。好き好きだけど
  • 爪が残っていればヒトでも指は再生する | 5号館を出て

    今日発表されたNatureのオンライン版に、弘前大学出身で北大の私の研究室で博士号を取得、今はニューヨーク大学でポスドクをしている武尾真君を筆頭著者とする論文が出ています。 Nature Newsにも取り上げられているので、かなり注目度の高い論文です。 How nails regenerate lost fingertips Study of mouse toes reveals pathways that could offer clues for regenerating human limbs. 現象自体は研究者には結構知られていることなのだそうで、実験に使われたマウスと同じようにヒトでも指先を切断するような事故にあったとしても、爪がある程度残っていれば指先は「完全に」再生することが知られていたようです。 なんだ、それなら度々日テレビに登場し、BBCでも大々的に取り上げられたニュ

    爪が残っていればヒトでも指は再生する | 5号館を出て
    mobanama
    mobanama 2013/06/14
    "日々爪を伸ばし続けている「爪幹細胞」が骨を含めて指の先全体を再生させる司令を出していることを証明した"Wntシグナルを爪の幹細胞が出し指先が無くなると"神経を引き寄せて骨を含めた完全な指を再生"
  • 今まで、研究費は基礎研究にもフェアに配分されていたのか? | 5号館を出て

    春が寒かったせいなのでしょうか。人間にとっては花を愛でる機会が増えるのはありがたいことですが、植物にとっては重要な生殖の機会である開花の時期がふらつくのは決して良いことではないでしょう。 さて、選挙が近いせいか、政府は次々と教育や研究に対する斬新な政策のアドバルーンを上げ続けています。その中でも「日版NIH」を作ろうという構想に関しては、研究者に配分される研究費の行方を大きく変える恐れがあるため、民主党の事業仕分け以来の各学会から反対声明が次々と出されています。 日版NIH構想については、この産経ニュース記事がわかりやすいです。

    今まで、研究費は基礎研究にもフェアに配分されていたのか? | 5号館を出て
    mobanama
    mobanama 2013/06/11
    "最後の致命傷となるのがこの日本版NIH構想だという危機感""研究費をめぐる応用重視の流れ"
  • 中国で発見された「世界最古」のチーターの化石はプラスチックと他の動物の歯で作られた模造品だった | 5号館を出て

    2012年 08月 21日 中国で発見された「世界最古」のチーターの化石はプラスチックと他の動物の歯で作られた模造品だった 実はこの論文が印刷される直前に、ある人脈を通じてゲラを見ることのできた中国の研究者(Deng Tao)らが、この化石は石膏で補完した部分が多すぎるし、最近中国でたくさん「造られている」偽化石だと思うのでPNASに出版をとどまるように連絡したものの、PNASは化石が物であることを否定する根拠が薄いとして拒否したという経緯があったようです。そこで、Tao さんらは著者の一人である中国(人?)のJi H. Maza´kさんに化石を調べさせて欲しいと申し出ましたが断られ、ウヤムヤのまま3-4年が経過していたのですが、ほ乳類化石の研究者でもあるTaoさんはあきらめませんでした。 PNASには、論文として出版されたものの化石などの貴重な標は博物館などに収めて、誰でもがアクセス

    中国で発見された「世界最古」のチーターの化石はプラスチックと他の動物の歯で作られた模造品だった | 5号館を出て
    mobanama
    mobanama 2012/08/22
    "Mazakは化石を商人から購入して写真を撮り、Christiansenは実際の標本を見ることなく写真だけの情報で論文を書いていたので、簡単に偽物に騙されていた"倫理観を欠片も感じられない。
  • ついに真打ち登場なのか PeerJ | 5号館を出て

    つい10日前にeLIFEというオープンアクセス・ジャーナルが出てきたことを書いたばかりですが、またまた新しいオープンアクセス・ジャーナルが正式に発表されました。こちらも私は知らなかったものをO商科大学図書館のSugさんに教えていただいて事前登録していたら、昨日メールが届きました。(図書館の方々とは仲良くしておくべきですよね~。) 創設者であり出版代表でもある Peter Binfield さんと、同じく創設者でありCEOである Jason Hoyt さんの連名のメールは電子メールでなかったら将来は「お宝」になるかもしれないものです。 というのは、 Peter Binfield さんはあのオープンアクセス・ジャーナルの化物である PLoS ONE の出版代表だった人ですし、 Jason Hoyt さんは最近とみに有名になった文献管理ソフトの Mendeley で代表科学者であり VP of

    ついに真打ち登場なのか PeerJ | 5号館を出て
    mobanama
    mobanama 2012/06/15
    PLoS ONEの出版代表だったPeter Binfield(出版代表),Mendeley代表科学者Jason Hoyt(CEO)が創設、ボードメンバーにTim O'Reilyも(スポンサーでもあると)。something's going to happen(wonderfulをつけるかどうかは今後を見て)
  • うつ病は免疫システムの副産物か? | 5号館を出て

    というタイトルのサイエンスニュースが出ていました。ひさびさのダーウィン医学です。 Science Daily: Science News Depression: An Evolutionary Byproduct of Immune System? (C) photoXpress うつ病はアメリカ成人の10%に出るという統計もありますし、遺伝的素因も言われていますので、ダーウィン医学的に考えると、進化的な有利性があるはずだということになります。ただし、うつ病は明らかに人間関係を悪くするので社会的有利性ではなく、動物学的な生存や繁殖の有利性を考える必要がありそうです。 というわけで、分子医学的検証をしてダーウィン医学的仮説を提唱した論文が出ました。 Hypothesis Molecular Psychiatry advance online publication 31 January 20

    うつ病は免疫システムの副産物か? | 5号館を出て
    mobanama
    mobanama 2012/03/12
    面白いがどう解釈したものか。
  • ハイギョは四足歩行する | 5号館を出て

    我々、陸上生活する四足類がサカナから進化したことについてはほぼ異論なく同意されています。サカナの中でもシーラカンスやハイギョが含まれる肉鰭類というしっかりした足のようなヒレをもっているものが進化したということも確からしいと言われています。確かにシーラカンスの生態動画などを見ていると、ヒレを肢のように使って、海底の岩の上などを歩くように泳いでいる様子は珍しいものではありません。 ティクターリクの発見などから、サカナの段階で肘や手首や指を持った手のひらを持っていたものがあり、それらの子孫が陸に上がって我々の先祖になったというストーリーは今や教科書に書かれるようになっています。 そのティクターリクの化石を掘り出したシュービン達がまたまたおもしろい論文を書きました。 現世のハイギョを観察して、彼らが水の底を「歩行」する時に、陸上のトカゲやイモリが陸上を歩くのと同じ歩行スタイルをしていることを見出し

    ハイギョは四足歩行する | 5号館を出て
    mobanama
    mobanama 2011/12/14
    "よく考えてみるとコイとかの巨大なサカナがゆったりと泳ぐ様子を見ていると、この歩き方は泳ぐサカナの時代からすでに身に付いていたのではないかとふと思ってしまいました"わしもそんな気がした。
  • 完全な胎盤を持つトカゲ | 5号館を出て

    哺乳類でさえカンガルーなどの有袋類は胎盤を持ちませんが、軟骨魚類のサメや一部の硬骨魚類では卵胎生といって卵を体内で孵化させるだけではなく、輸卵管で栄養やガス交換を行ってしばらくの間、稚魚を育てるものが知られています。そういう動物で母体と子の間でガス交換や栄養・老廃物の交換をする組織は我々真性の哺乳類(真獣類)と同じく「胎盤」と呼ばれることがあります。 両生類の中にも、背中で卵を育てるもののうちいくつかのものは、母体との間でガス交換や栄養供給をするものがあるようで、そういうものも「胎盤」のような組織を持っているとされています。 しかし、哺乳類に近縁な爬虫類にも卵胎生のものが知られていますが、爬虫類では栄養供給や老廃物の受け渡しをする、いわゆる格的な「胎盤」を持つものは知られていなかったようです。 最近出た Journal of Morphology には、爬虫類ではじめて真性の胎盤と呼べる

    完全な胎盤を持つトカゲ | 5号館を出て
    mobanama
    mobanama 2011/10/11
    "爬虫類や鳥類のような羊膜類では意外なほど簡単に胎生に進化できるのかもしれません"面白い。
  • ついに発見された光合成植物の脊椎動物細胞内での共生 | 5号館を出て

    私が良く学生に出す質問のひとつに、無脊椎動物ではたくさん光合成植物を細胞内共生させて光合成の恩恵にあずかっているものがいるのに、なぜ脊椎動物ではそれが発見されていないのか、というものがあります。今まで発見されていないのだから、非常に稀なことは間違いないとしても、実は脊椎動物ではなんらかの共生できない理由があるのかもしれないということを考えてもらいたいという問題です。 ところがなんと日発表になったPNASのオンライン早版には、その「常識」が打ち破られる論文が出ていました。サンショウウオ(spotted salamander (Ambystoma maculatum))の細胞の中で光合成する緑藻(green algae (“Oophila amblystomatis”)です。 Published online before print April 4, 2011, doi: 10.1073/

    ついに発見された光合成植物の脊椎動物細胞内での共生 | 5号館を出て
    mobanama
    mobanama 2011/04/06
    すごいんだけど、これって共生?Xバクテリアみたいなのとは違うよね。いいとこ片利共生っぽくね?専門のポリさん(こっそり修正)の意見を聞いてみたいのでidコール id:pollyanna
  • 小さなミジンコの小さなゲノムにたくさんの遺伝子 | 5号館を出て

    これが世界中にいるミジンコ(Daphnia pulex)です。当研究室のN木さんが、ポプラ並木の横の池から取ってきて、今でも継代飼育されているものです。 先週のサイエンス誌に発表されたこのミジンコのゲノム解読論文では、わずか200メガ塩基対しかないゲノムサイズの中になんと31000ほどもの遺伝子があるという驚きの発表がありました。ヒトのゲノムサイズは3ギガ(3000メガ)塩基対(合ってるかな?)もあるにもかかわらず、その遺伝子は23000くらいと見積もられていますので、ジャンクDNAだらけと言われるヒトのゲノムに比べると、ミジンコのゲノムは「遺伝子だらけ」ということになります。 これがサイエンスに載った論文の冒頭ですが、実際にミジンコの遺伝子解析には、ここに挙がっている著者だけではなくおよそ450名の科学者が協力したということです。 この論文の中に載っている遺伝子の数を比べた棒グラフです。

    小さなミジンコの小さなゲノムにたくさんの遺伝子 | 5号館を出て
    mobanama
    mobanama 2011/02/08
    "ヘモグロビンの遺伝子がなんと11個もあることに示されているように、ミジンコの進化と共に大量の遺伝子が重複して増えたようです"等々環境変化に応じて機能・構造を変化させると。ミジンコすげー。
  • 2億3千万年前に退化したカエルの下顎歯が2千万年前に再進化 | 5号館を出て

    コロンビアやエクアドルに住むフクロアマガエル(Gastrotheca guentheri)というカエルがいます。 (public domain: Wikipedia) このカエルは、メスが背中のフクロの中で卵を育てるということでも有名ですが、Wikipediaにも書いているように、当の歯(true teeth)を持った唯一のカエルなのだそうです。 上顎には細かい「歯」がたくさん生えていますが、下顎には歯がまったくありません。 写真を見つけることができなかったのですが、このフクロアマガエルには上顎だけではなく、下顎にもちゃんとした歯が生えているのだそうです。 BBC Earth Newsによると、進化を考えるとカエルでは2億3千万年前に下顎の歯が退化して以来、その後に進化したカエルはすべて下顎に歯が生えていないのですが、なんと2千万年前にこの種が出現した時に下顎の歯がまた進化してきたという

    2億3千万年前に退化したカエルの下顎歯が2千万年前に再進化 | 5号館を出て
    mobanama
    mobanama 2011/02/01
    超びっくり。ダジャレをしようかとおもったが世のnoSke氏達に任せる。
  • パンダが肉食を捨てる原因となった決定的遺伝子変異が起こった時 | 5号館を出て

    今年の初めにジャイアント・パンダのゲノム解析の結果が発表された時に、彼らの肉の「旨味」を感じるレセプタータンパク質の遺伝子が壊れていることがわかったことと、彼らの持っているタンパク質分解酵素などは肉のクマとほとんど違いがないことから、彼らが肉から草(笹)に変わった決定的原因は、この旨味レセプターの変異だったことが推測されています。 (C) photoXpress 今日のNewScientistに短いながらも、そのことに言及した記事が出ていました。 How the giant panda lost its taste for flesh ジャイアント・パンダはどのように肉の旨味を感じなくなってしまったのか それによると、肉の旨味を感じるUmami受容体を構成するタンパク質を作るTas1r1という遺伝子が、パンダの祖先でおよそ420万年前にその働きを失うような変異を起こしたということで

    パンダが肉食を捨てる原因となった決定的遺伝子変異が起こった時 | 5号館を出て
    mobanama
    mobanama 2010/12/07
    おお、日本語で簡単に読めるとうれしい。引用されてる図、4種の熊さんが横並びでちょっと手抜き?w
  • カエルのフィギュア | 5号館を出て

    昔からアフリカツメガエルの研究をやっていたせいか、カエルのフィギュアなどのグッズをよくいただきます。 今日も、理学部の事務の方から超リアルなアマガエルのストラップをいただきました。 付属のストラップがなければ、この写真だと「物」だと言っても通るかもしれません。色つやが実にリアルです。 背中側だけではなく、ひっくり返して見たお腹側もかなり良くできています。 コピーライトの文字がありますが、それを除くと指やお腹のしわの形や色つやがこれもまた良くできています。 いわゆる「ガチャガチャ」で販売されていたもののようですが、検索してみると色違いでストラップ以外にもマグネットもあるようです。

    カエルのフィギュア | 5号館を出て
    mobanama
    mobanama 2010/09/18
    ほすい。
  • 科学であそぼ「おもしろ実験室」 | 5号館を出て

    JR札幌駅の隣に苗穂駅という、ほとんどの列車がとまらない駅があります。その駅を少し越えたところの線路脇を通る度に気になる建物があります。JRの中からは何度も何度も見ているのですが、実際に訪れたことはありませんでした。

    科学であそぼ「おもしろ実験室」 | 5号館を出て
    mobanama
    mobanama 2010/06/02
    "そして、こちらが「自信作」の人もくぐり抜けることができる腸(小腸)のメガ模型"いいなあこれ。うちも作るかなあw。