こんにちは。尾上菊之丞です。年明けから少しの間、昨年末から忙しい日々で疲れた心身をリフレッシュすることができましたが、それも束の間、3月の後半からは先斗町の「鴨川をどり」の稽古が始まり、5月1日の開幕に向け、4月は20日間ほど京都に滞在する日々を過ごしておりました。 「鴨川をどり」は、例年通り一部が舞踊劇、二部が純舞踊という二部構成ですが、今年はNHKの大河ドラマ「光る君へ」にちなみ、『源氏物語』が題材となっています。 「東をどり」と「鴨川をどり」。東京と京都で100年以上続いた二つの踊りの会 今年の新橋「東(あずま)をどり」は5月24日から27日までの4日間、先斗町「鴨川をどり」は5月1日が初日、5月24日に千秋楽を迎えるということで、東をどりの初日と鴨川をどりの千秋楽とが同じ日に重なりました。 「東をどり」は今年が99回、来年で記念すべき100回を迎える予定です。1872(明治5)年に