◆三池崇史(みいけ たかし、写真左) 1991年にVシネマ『突風!ミニパト隊』で監督デビューして以来、映画、Vシネマ、テレビドラマなどで、多数の作品を手掛けてきた、日本を代表する映画監督のひとり。最新作『悪の教典』が2012年11月10日より東宝系で公開予定。 ◆巧 舟(たくみ しゅう、写真右) 1994年にカプコン入社。ディレクターとして、『逆転裁判』シリーズや『ゴースト トリック』など、多数のヒット作を手掛ける。 ――まずは映画化のお話しを受けて、おふたりそれぞれどのように思いましたか? 巧 舟氏(以下、巧) じつは映画化以前に、宝塚歌劇団による舞台化というのがあったので、衝撃度ではそれには敵いませんでした(笑)。それはともかく、やはり『逆転裁判』は、ゲームならではの映像表現をしている作品なので、それが映画になったときに、ふつうのサスペンスドラマになってしまわないかという不安はありまし