【賀曽利隆:冒険家・ツーリングジャーナリスト】 東日本大震災の発生から10年目の2021年3月11日、「鵜ノ子岬→尻屋崎」に旅立った。 ▲東京・日本橋を出発。「さー、行くぞ!」 我が相棒のVストローム250を走らせ、午前6時、東京の日本橋に到着。『ツーリングマップル関東』を担当している中村聡一郎さんがぼくを待ち構えてくれていた。中村さんに見送られて日本橋を出発。箱崎ランプで首都高に入り、常磐道を北へ。9時、常磐道のいわき勿来ICに到着。9時15分、鵜ノ子岬に到着した。 ▲常磐道の中郷SAで朝食。「塩ラーメン」を食べる ▲常磐道のいわき勿来ICに到着 鵜ノ子岬は東北太平洋岸最南端の岬。ここから目指す尻屋崎は、東北太平洋岸最北端の岬になる。東日本大震災によって引き起こされた大津波は、日本の歴史上でも最大級のものたが、その被災地の東北太平洋岸の全域を見てまわる「鵜ノ子岬→尻屋崎」なのだ。2011