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bookと美術に関するmonomotiのブックマーク (2)

  • E.H.ゴンブリッチ『美術の物語』 - logical cypher scape2

    西洋美術史の入門として名高い1冊 実際、読みやすく丁寧でとても面白い 読み継がれる名著とはこういうものか、と また、自分は美術については19,20世紀くらいしか知らなかったので、改めて通史を読んで勉強になった。 このの特徴はいくつかあるが 「物語」としては、それぞれの時代や流派において美術の目的がなんであったか、ということを追いかける作りになっている。 ともすると、絵画などのよしあし・巧拙を「実物そっくりかどうか」で判断してしまうことがあるけれど、そもそも実物そっくりであることが美術の目的でなかった時代もある。というか、このを読んでいると、おおむね交互に現れてくるという感じがある。 エジプトがスタートに置かれているが*1、エジプトでは「見たまま」ではなく「知っている」ことが描かれた。目とはこういうもの、顔の輪郭はこういうもの、足はこういうものといった知識に従って描かれていた。 その後、

  • アートは欲望に宿るのか?『欲望の美術史』

    口にするのは憚られるが、ずっと思っていたことを直球で言い切った。アートと欲望の深い関係が見える。 もちろん立派な「創作欲」という言葉があるが、書で挙げられているのはそんな高尚なやつではない。ありがちな性欲、欲、金銭欲から、根深い嫉妬や名誉、さらに闘争心や恨み・恐怖など、極めて身近な感情にドライブされて、美が生み出される。 納期と罵声と安値に叩かれるインプットから、どす黒くてドロドロした何かを経て、美麗なグラフィックが誕生する現場図を見たことがある。あれはウェブやゲーム製作の話だけじゃないんだ。美が売り買いされるようになったあたりから、連綿と続く「欲望の歴史」でもあることが分かる。 書は、美術を生み出し、求めるときの様々な欲望に焦点を当て、美が生まれる原点を渉猟するエッセイとなっている。面白いのは、絵画や彫刻といった一般的な美術作品に限定していないところ。「絵馬」や「刺青」といった、

    アートは欲望に宿るのか?『欲望の美術史』
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