國枝すみれ(くにえだ・すみれ)ニューヨーク特派員。1991年入社。英字新聞毎日デイリーニューズ編集部、西部本社福岡総局で警察担当記者、ロサンゼルス支局、メキシコ支局を経て、2016年4月から現職。05年、長崎への原爆投下後に現地入りした米国人記者が書いたルポを60年ぶりに発見して報道し、ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。
國枝すみれ(くにえだ・すみれ)ニューヨーク特派員。1991年入社。英字新聞毎日デイリーニューズ編集部、西部本社福岡総局で警察担当記者、ロサンゼルス支局、メキシコ支局を経て、2016年4月から現職。05年、長崎への原爆投下後に現地入りした米国人記者が書いたルポを60年ぶりに発見して報道し、ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。
【8/5追記】 正確性を期すために、以下を追記しました。 A.zakzakの記事(7/31)以降の「日本のせいだ」コメントの情報。 B.zakzakの記事以前のコメント1件。 C.zakzakの記事が参考にしたかもしれない元ネタ。 「世論操作」というほどのネット上の書き込みはないだろうし、あったとしてもかなり失敗しているという、本記事の主意は変わってはいません。 リクエストがありましたので、以下の記事を今日は調査します。 www.zakzak.co.jp ラオスのダム決壊の事故についての韓国対応の話を、色々な「関係筋」から聞き書きした内容です。気になったのは以下の箇所。 そんななか、とんでもない情報を日韓両政府筋から入手した。 「突然、韓国のネット上で『工事で使った設計図は日本のものだ』『決壊した部分は日本の業者が工事した』という情報が流され、『すべて日本が悪い』という世論操作が始まってい
非常に珍しいことがあったのでずっと書こうと思っていたのだが、ではこの出来事を経て自分が何かを考えたり思い至ったりしたかというとそうでもなくて、この文章を書いている時点で別に何もまとまっていない。 たぶんこれを最後まで読んでいただいたとしても、読んだ方には、ああこれを書いている人はとても珍しい出来事に巻き込まれたのだな、という以上に残るものはないんじゃないかと思う。 しかし、起こったことがあまりにも珍しいことだったので、とにかく記憶が新しいうちに記録として残しておかなければと思ったので残してみる。 私はアメリカ、ニューヨークで日本人として暮らしているのだが、こういう時代なので、地元であるアメリカのニュースだけではなく、日本のニュースもリアルタイムに入ってくる。 だから、日本で起こったエンブレム問題であれ、誰それの不倫であれ、豊洲の盛り土がどうのこうのとか、今日は稀勢の里がはたきこまれました、
2016年06月11日04:18 カテゴリ出来事 「ゲーム雑誌にとって何よりも大切なものが読者だ」~セガの不興を買った英ドリームキャスト専門誌の記者が得た教訓とは かつてイギリスに「DC-UK」というドリームキャストの専門誌がありました。2年ほどで終わってしまいましたが、イギリスではセガは根強い支持があったこともあり、なかなかの人気ぶりだったようです。 その雑誌に創刊時から参加し、2代目の編集長も務めたのが、今もゲームライターとして活躍されているキース・スチュアートという人物でした。そのスチュアート氏が最近、イギリスのゲームサイトに当時の思い出話を書かれており、これがなかなか興味深い内容なので、ここに紹介したいと思います。 * * * それは1999年冬のことだった。当時、ゲームの世界は妙なことになっていた。初代プレイステーションはその劇的な生涯を閉じようとしており、早くも後継機をめぐる空
フジテレビ「池上彰緊急スペシャル」の「字幕取り違え」事件についての私見――テレビ報道の映像・字幕翻訳者としての経験から 韓東賢 社会学 国際 #フジテレビ#池上彰 フジテレビは6月29日、5日に放送した「金曜プレミアム 池上彰緊急スペシャル! 知っているようで知らない韓国のナゾ」のなかで取り上げた、現地の韓国人2人のインタビュー映像の字幕と発言内容が食い違っていたことについて、「編集作業でのミスに加えて、最終チェックが不十分であったため、誤った映像を放送してしまいました」として、番組公式サイトにおわびの文章を掲載した。 この件について、経験談をまじえた私見をSNS上で述べていたところ、今回の原稿の執筆依頼をいただいた。少しかじってはいるものの日韓関係やメディアの専門家というわけでもなく、「アカデミック・ジャーナリズム」の場にふさわしいものには到底なりえないので少し迷ったが、自らの経験から少
シャルリー・エブド誌襲撃事件は、世界を震撼させている。欧米諸国を、というより、世界中のイスラーム教徒を、だ。 フランス版9-11事件ともいえるほどの衝撃を与えたこの事件に対して、イスラーム諸国は即刻、テロを糾弾し、フランスへの哀悼を示した。フランスと関係の深い北アフリカ諸国や、経済的なつながりの強い湾岸諸国はむろんのこと、ほとんどの中東の政府、要人が深々と弔意を示している。エジプトにあるスンナ派イスラームの最高学府たるアズハル学院も事件への非難声明を出したし、欧米諸国から「テロリスト」視されているレバノンの武装組織ヒズブッラーですら、惨殺されたフランスの漫画家との連帯を表明している。 意地悪な見方をすれば、この事件がイスラーム教徒の「踏絵」と化しているともいえる。ちょっとでも犯人側をかばうような発言をして、今後吹き荒れるのではと懸念される欧米での嫌イスラーム風潮に巻き込まれて、「テロリスト
カンボジアで「テレビ屋」をやっている。テレビを売っているのではないし、テレビを工場で作っているのでもない。カンボジアでテレビ番組を創っている。正確に言うと、カンボジアの国営テレビ局で、テレビ番組の制作について、カンボジア人スタッフに指導している。 指導しているといっても、教室で教えているわけではない。OJTなので、彼らがこれまで作ってこなかったような分野の番組の企画を立てて、それを実現させて、彼らと一緒に創るという、いわば私が日本でやってきた番組プロデューサーの仕事と大差はない。それが私のここ2年ちょっとの仕事である。 「テレビ屋」としてやって来たカンボジアの実情 以前、このJBpressでカンボジア初の「ロボコン」を国営テレビ局が開催するまでの経緯を連載させていただいた。その第1回目に、国営テレビ局がなぜ私みたいな人間から指導を受けなければいけないのかという実情を、さわりだけ分かりやすく
タイのバンコクのように仏教的な雰囲気はあるにはあるが、その横にフランス植民地時代の薄汚れた建物が建つ。その保存状態は極めて悪くほとんどが朽ちており、ベトナムのハノイのような統治時代の面影を残すわけでもない。 空き地には、次々と高層ビルが建築されているが、いつまで経っても完成する気配がない。そのくせして、体裁の良いレストランやブティックホテルはある日突然現れる。 道路の舗装状態は悪く、アスファルトは剥がれてボコボコ穴が開いている。だから、というわけじゃないだろうが、ぴかぴかのトヨタのレクサスが埋め尽くしているかと思うと、ボロボロのトラックやバンに人と荷物をこれでもかと積み込んで疾走し、その合間をアリのようにモト(オートバイ)が無秩序な隊列を作って殺到する。 「援助」と「経済成長」が混在するカンボジアに来た理由 アンコールワットのあるシェムリアップに観光客は集中し、首都なのにここプノンペンに立
南アフリカ・ヨハネスブルク(Johannesburg)のサッカー・シティ・スタジアム(Soccer City Stadium)で行われた故ネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元大統領の追悼式で、弔辞を述べるバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領と、その隣で手話通訳をする男性(2013年12月10日撮影)。(c)AFP/ALEXANDER JOE 【12月12日 AFP】南アフリカ・ソウェト(Soweto)で執り行われたネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元大統領の追悼式で手話通訳を務めた男性が、手話に見える身振りをしていただけの「でたらめ」な通訳をしていたとの批判が、手話団体から出ている。 同国ケープタウン(Cape Town)の手話教育団体のキャラ・ローニング(Cara Loening)氏は11日、AFPに対し、手話通訳の男性は「完全な偽者だ」と述
政府・知財本部では、今期政策の審議が大詰めを迎えている。私がコンテンツ専門調査会の会長を務めるようになった4年前から、いわゆるクールジャパンは知財政策の柱となっている。マンガ、アニメ、ゲームに代表される現代流行文化=ポップカルチャーを核としつつ、ファッション、食、伝統工芸、観光など経済・文化全般にわたるソフトパワーを発揮する。特に海外市場を取り込むことがミッションだ。 しかし、取組は十分ではなかった。海外から評価されているポジションを日本は活かせていない。経済的にはコンテンツは成長産業どころか縮小傾向にあり、アニメの制作現場の悲惨さは笑えないギャグネタだ。政治的にも活用できていない。海外の若い世代にとって日本はソニーやトヨタよりもピカチュウやドラえもんだが、そのソフトパワーを外交に活かせてはいない。 クールジャパンは10年前にダグラス・マッグレイ氏が記した論文「Japan’s Gross
伝統メディアからオンラインメディアへ。アメリカのメディア産業に携わる人や組織は、活躍の場をシフトさせている。アメリカ労働統計局(BLS;the Bureau of Labor Statistics)が発表したレポート“Media and Information”によると、衰退する伝統メディアに関わる労働者や組織数は年々大きく減り続けているのに対して、インターネットパブリッシングの労働者や組織数は増え続けている。 アメリカの情報(メディア)産業の労働人口は、2001年あたりをピークにして下げ止まらない。多くの雇用を生み出していたパブリッシング分野(新聞や雑誌/本のプリントメディアなど)やテレコム分野における労働者の減り方が大き過ぎるためである。 BLSは情報産業を次の56分野から成るものと定義している。各分野の2001年と2011年の労働者数は以下の表のようになる。ただ一つ労働者数が増えてい
ヨハネスブルク駐在の特派員時代、筆者の悩みはアフリカに関する記事を書いて日本の本社に送っても、それがなかなか掲載されないことであった。この現実は、誰が特派員になっても簡単には変わらないだろう。アフリカに対する日本人の関心の相対的な低さを思えばやむを得ないと分かってはいるものの、現場の記者にとっては残念なことである。 だが、悪いことばかりではなかった。アフリカ駐在特派員は本社から半ば忘れられた存在なので、本社の意向を忖度(そんたく)して原稿を執筆する必要がないのである。ましてや、ある特定のニュースについて東京から執筆命令が来ることは、まずない。「日本向け」の記事を執筆するよう有形無形の圧力を受けることがないので、アフリカではほとんど問題視されていないような事実を「日本向け」に敢えて大騒ぎし、針小棒大な原稿を書く必要もない。 現場の記者は、目の前で起きていることを、自らの知見と感性に基づいて忠
英語メディアが伝える「JAPAN」なニュースをご紹介するこのコラム、今週は、日本企業の疑惑について英語新聞を読まないと詳しく分からないのは困ります——という話についてです。こういうことが続くと、英語読者が抱く「日本」のイメージと、日本国内の日本人が思う「日本」のイメージがずずずっと乖離していってしまう。そして(一部だと思いたい)外国人が日本企業や日本メディアに対して抱く悪いイメージが、「そらみたことか」と補強されてしまう。非常によろしくありません。はい、オリンパスについての話です。(gooニュース 加藤祐子) ○「文化の壁」が出たら疑え 前置きですが、私は3月11日からこちら何かというと「いやいや、日本の主要メディアがそれをどこも書いてないというのは、誤解ですから」と弁明してきた気がします。別に主要メディアの関係者じゃないのに。自分はもう新聞記者じゃないのに。「日本メディアはどこも東電に広
9月19日、動物愛護団体「PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)」が、菜食主義の普及を目的にインターネット上でポルノサイトを立ち上げる計画を発表した。写真はワシントンで菜食主義キャンペーンを行うPETAのモデル。昨年7月撮影(2011年 ロイター/Kevin Lamarque) [ニューヨーク 19日 ロイター] 非営利の動物愛護団体「PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)」が、菜食主義の普及を目的にインターネット上でポルノサイトを立ち上げる計画を発表した。ポルノ映像の合間に苦しむ動物の写真や映像を流すという。 PETAは、今年12月初旬に解禁されるポルノ関連サイト用の新ドメイン「.XXX(ドットトリプルエックス)」を使用するための手続きを開始。キャンペーンの責任者によると、この「PETAトリプルエックス」サイトを通じて新たな視聴者層にアクセスし、動物愛護のメッセージを広めてい
川端裕人 『ドードー鳥と孤独鳥』(国書刊行会)いよいよ発売中! @Rsider ロシアのテレビの「地割れと蒸気」のニュース、出演していたジェイコブスさんと連絡取れました。彼がロシアのテレビで話したソースは、http://t.co/knUXHlF 木下黄太ブログを紹介したものです。木下ブログとロシアテレビの間で情報ハウリングみたいなことが起きた印象。 2011-08-24 03:37:39 川端裕人 『ドードー鳥と孤独鳥』(国書刊行会)いよいよ発売中! @Rsider もちろん、実際にそういうことが起きた可能性はゼロではない。でも、複数のソースで確認がとれたというのではなく、木下ブログの伝聞紹介が、そのままロシアのテレビにも事実として報道されたということは、押さえておいて。伝聞が本当ではないことを祈りつつ。 2011-08-24 03:38:46
恐怖の生中継 福島原発の2度目の爆発を知り、「逃げたほうがいいか?」と動揺するCNNのアンカー(仙台) YOUTUBE 大災害は人間の本性をあらわにし、その強さを試す。一瞬にして日常が非日常に取って代わられたとき、人はどう振る舞うか。泰然と構えて冷静さを保ち、周囲に気配りを見せられるか──それとも、パニックに陥って取り乱し、自分のことだけを考えるのか。 メディアも同じだ。戦争や災害で、報道機関としての度量が試される。戦場や被災地といった危険が伴う場所で、いかに冷静に行動し、事態をあおらずに現場の生々しい情報を伝え、正確かつ思慮ある報道ができるかが問われる。 これまで、日本には外国メディアに対するある種の尊敬の念があった。ジャーナリズムの理想とあがめ、その権威に頼ることさえあった。新聞などが日本に関する論評を求める際、今でも頻繁に「米紙ワシントン・ポストによると......」といったくだりが
東北関東大震災のニュースを発信する海外メディア。福島第1原子力発電所の事故では、政府当局や東京電力の対応に鋭く切り込むなど高い評価を得ている報道もある。だが中には、読者の恐怖心をあおるような内容も見られるようだ。 インターネットでは、各種メディアの報道内容を監視するサイトが立ち上がった。米CNNやCBS、英テレグラフといった大手テレビ局や新聞もやり玉にあがっている。 日本の食品に交じって放射性物質米国に入ってくる 「ジャーナリスト恥辱の壁」という英語のウェブサイトがある。横浜在住で、映画事業に携わるアンドリュー・ウールナー氏が中心となって立ち上げた。東北関東大震災以降、怪しげな情報源をもとに記事を発信したり、事実とは異なる報道をしたりするメディアをネット利用者から「告発」してもらい、「恥辱の壁」のサイトで暴露していこうというものだ。 サイトには、記者の名前から媒体名、記事の見出し、ウェブの
このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネット(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 ※1 日本のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 ※1 レジストラ「GMO Internet, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 ※1 2020年8月時点の調査。
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