読書の秋ですね。なのに、うちの子ったら、なかなか本を読んでくれなくて…と思う親御さんも少なくないかもしれません。そんななか、図書館での小学生の貸し出し数が飛躍的に伸びる、すごい取り組みがあるんです。 読書通帳ってなあに? いわゆる「読書通帳」*「図書館通帳」と呼ばれるサービスが近年、普及しつつあります。銀行の預金通帳と大きさも形もそっくりの通帳を、専用機械にセット。すると自分が借りた本の記録が、自動で印字されるんです。 (*「読書通帳」は株式会社内田洋行の登録商標です。この記事では総称として「図書館通帳」と表記します。) 銀行のATMそっくりな、内田洋行「読書通帳」の機械。 2010年に山口県下関市の図書館で始まった、このとりくみ。まるで銀行のATMのような「ごっこ遊び」要素も、子どもたちに好評な理由のひとつでしょう。 導入している図書館のひとつ、岐阜県の海津図書館に、筆者も小学2年生の娘