台湾に関する本を10冊以上執筆した筆者が3年ぶりに6泊7日の台湾一周グルメ旅へ。現地で出合った絶品グルメを写真満載で数回に分けてお届けします。第13回目はどこか懐かしい古風な町並みが残っている高雄の鹽埕(イェンチェン)へ。 変貌する高雄をひと通り堪能したあと、私は再び現在の鹽埕に戻り、夕食を探して歩いた。 2013年に初めて滞在してから早や十年。鹽埕の店は食べ尽くしたくらいに思っていたが、時間帯やエリアを少しずつ変えると、知らない看板や人だかりがしている店に出くわす。 かつて訪れたことのある小さな廟の向かいに、折りたたみのテーブルとプラスチックの椅子を雑然と並べた食堂「黒乾温州餛飩大王」があった。 どの席も先客で埋まっている。しかたなく、4人がけに1人で座っているビジネスマン風に「ここいいですか?」と言いながら相席させてもらう。 この店はワンタンが売りのようだが、それよりもキッチン脇のバッ
台湾のレシート(發票)は宝くじのようなものになっていて、2か月に1回、当選/落選の結果が発表される。これまで2回ほど当選した。 ただ、外国人であること(というよりビザの種類に起因する身分証の番号のせい?)から、引き換えには若干手間がかかった。今回は、そのときググったサイトなどをメモがてらまとめたいと思う。 レシートくじ 当たりの確認 あたったくじの引換…の前に いざ引き換え 1.コンビニで電子レシートの情報を、紙に出力する 2.出力された紙に必要情報を記入する 3.レジ/受付で引き換え まとめ レシートくじ 冒頭、レシートといったが、最近は紙資源の節約等の観点から、レシートの電子化が行われている。個人的に、個人経営の店や夜市のような露店系の店でなければ、たいていどこも電子レシートを導入している印象。 お会計の時に「有載具嗎?」とよくきかれるが、この「載具」というのは電子レシートをためるクラ
そうだ。 基隆 、行こう! 企画構成/高田雅子 文/高田雅子 写真/張晉瑞・季子弘 そうだ。 基隆 、行こう! 台湾本島東北部の基隆は、周囲を山に囲まれた海の街。深く入り込んだ天然の入り江を整備した基隆港は台湾第二の規模を誇り、古くから貿易・物流・軍事・漁業に重要な役割を果たしてきた。今回は港の東側の「東岸」や西側の「西岸」に足をのばして海岸線のユニークな地質景観や歴史スポットを訪ね、基隆港周辺では歴史建築や郷土グルメめぐりを満喫。台北から基隆へ鉄道やバスで1時間足らず。さあ、多彩な基隆の魅力にふれる旅に出かけよう! おすすめコース 1日目:台湾鉄道基隆駅→東岸→基隆港 2日目:西岸→基隆港→台湾鉄道基隆駅 台湾好行バス taiwantrip.com.tw 基隆市バス klcba.gov.tw 東岸 漁業の街でインスタ映えを狙え! 基隆港東側の「東岸」エリアは、古くから漁業が盛んな土地。和
舞台は北九州市若松エリア。このエリアを代表する近代建築のひとつである今回の物件。2019年に国の登録有形文化財建造物として登録されており、建築されたのは、なんと大正2年。驚くのは、大きな改装をせずに当時のままの姿で現存していることである。 正直、知らなかった自分が恥ずかしい。こんなにも素敵な建物が福岡にあったなんて。しかも、重厚な雰囲気とは裏腹に一般の方も自由に立ち入ることが可能。 建物内の雰囲気は、まさに「本物」。ヴィンテージという言葉でまとめるのが失礼なほどに、唯一無二を感じる。そのオーラは来訪者を潜めさせる力を持っているのか、共用部は驚くほど静かである。それゆえに歩く度に板張りの廊下が「ギシギシ」という音が大きく主張し、その響きは、自分の心にまで共鳴していく。 階段を上がると、ぐるりと1周できる回廊に、ステンドグラスが格子状に配置された天井。所々、塗装が剥げたりしているが、それも味と
「ゴムの木」は、楕円形の大きくて肉厚な葉が特徴の観葉植物です。初心者でも育てやすい丈夫な観葉植物としてゴムの木は人気が高く、一度は聞いたことや見たことがある方も多いのではないでしょうか。 インドやマレーシアなど熱帯地域を原産とするゴムの木は、世界中に約800種類が分布しているとされています。その名のとおり、ゴムを作るための原料として用いられてきたゴムの木ですが、強靱で生命力旺盛、大きく美しい葉が人気となり、今では一般家庭で育てられる定番の観葉植物として親しまれています。 今回は、観葉植物を育てるのが初めてという方にぜひおすすめしたい「ゴムの木」の育て方の基本や植え替えの方法、剪定やお手入れのポイントなどについて詳しくご紹介します。
これはいま、おれの中にひとつわりと明確な答えがあって、それは "スーパーセンタートライアルに向かう途中の田んぼ道"です おれの住んでる田舎は、市の人口5万人とかなんで、かなりザコいんだけど、24時間営業のスーパーセンタートライアルを抱えている そんで俺はそっからチャリで5分程度のとこに住んでいる そうすっと、夜10時からでも、思い立ったらチャリに乗って、でけえスーパーで買い物ができるわけですよ まずこれはひとつの文化資本と言って良い スーパー って博物館だからさあ! そんで、そこまで行く途中の道、これもまたいいわけ 中規模の川が近くにあるから、いまの季節、サワガニが地面を這い回っているんですよ まず、玄関からチャリまで歩く過程で、スマホのライトに照らされて、聞き取れるくらいデカい足音を立ててカニが逃げる、おれはウオっと思ってちょっとのけぞる、こういう体験が、よくわかんねえけど、ひとつの原体
【読売新聞】若手女性歌人35人が、働くことにまつわる短歌とエッセーをリレー形式で連載します。31文字に詰めこまれた、さまざまな喜怒哀楽を感じてください。第23回は、会社員の岡本真帆さんです。 〈リモート・ワーカー〉 通勤のかわりに散
1 現在短歌のヤワな感じ 「現代短歌のニューウェーブ」とは、1980年代半ば以降起こった口語短歌の新しい動きだそうだ。聞いたことはあったような気もするけれども、「ライトヴァーズ」という言葉とのニュアンスの違いとか、きっちりとした定義など考えたこともなかった。 そのころ僕が読んだ歌集はと言えば俵万智『サラダ記念日』林あまり『MARS☆ANGEL』『ナナコの匂い』くらいのものだった。少し遅れて穂村弘『シンジゲート』も読んだ覚えがある。しかし詩を主戦場にしようと考えていた僕にとって、横目で見ながら走る領域くらいにしか考えていなかった。『サラダ記念日』は上手いと感心した。『ナナコの匂い』はエロいと笑った。ただ、どれもが僕の魂を揺さぶるようなものにではありえなかった。それらの歌集との出会いが、僕の「ニューウェーブ体験」と言えばいえるのかもしれない。 昨年来、このサイト「詩客」短歌評のために改めてかな
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