水俣病犠牲者の追悼慰霊式のあとの懇談の場で、患者団体などのメンバーが発言している途中で環境省の職員がマイクの音を切った問題を受けて、環境省は水俣病対策専属の担当を新たに設けるなど体制を強化し、信頼回復に努めることを明らかにしました。 この問題は今月1日、水俣病の犠牲者を追悼する慰霊式のあとの環境大臣と患者や被害者などの団体の代表との懇談の場で、団体のメンバーが発言している途中に、制限時間を超過したとして環境省の職員がマイクを切ったものです。 この問題を受けて伊藤環境大臣は、10日の閣議後の記者会見で、水俣病の患者団体など地元との信頼回復に努めるため省内の体制を強化することを明らかにしました。 具体的には、新たに水俣病対策の担当審議官を設けるとともに、担当の特殊疾病対策室の人員を増やすとしています。 また、地元の声をより丁寧に聞くため、慰霊式後の懇談の場だけではなく、副大臣や政務官が現地を訪