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  • 外国語習得の脳科学的効用 | 東京大学

    東京大学大学院総合文化研究科教授の酒井 邦嘉と同大学院生の梅島 奎立は、一般財団法人 言語交流研究所(部:東京都渋谷区、代表理事:鈴木 堅史)との共同研究において、多言語話者の方が言語野はもちろん、大脳基底核・視床や視覚野までも有効に活用できているということを初めて明らかにしました。 研究グループは、日語を母語とする参加者に対してカザフ語を新たに習得させ、MRI装置(注1)と文法課題を用いて言語習得のプロセスを調べました。その結果、左脳の言語領野の活動が、多言語群で二言語群よりも定量的に高くなりました。これらの結果は、複数の言語の習得効果が累積することで、より深い獲得を可能にするという仮説「言語獲得の累積増進モデル」を支持します。この仮説は、共著者の一人であるスザンヌ・フリン(米国マサチューセッツ工科大学 教授)がこれまで提唱してきたものです。日の外国語教育英語ばかりが取り上げら

    外国語習得の脳科学的効用 | 東京大学
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    mtane0412 2021/03/31
    “言語獲得の累積増進モデル”
  • 紙の手帳の脳科学的効用について | 東京大学

    東京大学大学院総合文化研究科教授の酒井 邦嘉と同大学院生の梅島 奎立は、株式会社日能率協会マネジメントセンター(社:東京都中央区、代表取締役社長:張 士洛)および株式会社NTTデータ経営研究所(社:東京都千代田区、代表取締役社長:柳 圭一郎)との共同研究において、スケジュールなどを書き留める際に使用するメディア(紙の手帳や、スマートフォンなどの電子機器)によって、記銘(記憶の定着)に要する時間が異なり、想起(記憶の再生)での成績や脳活動に差が生じることを初めて明らかにしました。 研究グループは、参加者に具体的な予定を紙の手帳か電子機器でメモさせ、MRI装置(注1)と想起課題を用いて予定の想起のプロセスを調べました。その結果、記憶処理および言語処理に関係する脳領野の活動が、紙の手帳を用いた群で定量的に高くなりました。この結果は、電子機器にはない紙の特性が、五感を通して空間的な手がかり

    紙の手帳の脳科学的効用について | 東京大学
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    mtane0412 2021/03/19
    海外のやつでも手書きのほうが想起成績がよくなるやつがあったね
  • 数分間の時間認知を担う脳の神経活動を発見 | 東京大学

    東京大学大学院薬学系研究科博士課程の鹿野悠大学院生(研究当時)、佐々木拓哉特任准教授、池谷裕二教授の研究グループは、脳の海馬と線条体の神経細胞が、分単位の時間の流れに対応して活動することを発見しました。 動物は、将来起こる出来事を予測し、時間経過に応じて適切な行動を選択していく必要があります。このような時間の情報処理の脳内メカニズムに関する研究は、従来から行われてきましたが、その多くは数秒単位(5秒から20秒程度)の短い時間を対象としたものでした。一方で、生存に重要な数分間におよぶ時間経過の認知に、脳のどのような神経活動が重要であるかという点はほとんど知られていませんでした。 研究グループは、時間の情報を処理する脳領域として、海馬と線条体に着目しました。5分おきにエサの報酬を獲得するようにラットを訓練させたところ、神経細胞は、分単位の時間経過と関連して活動を変化させることを発見しました。

    数分間の時間認知を担う脳の神経活動を発見 | 東京大学
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    mtane0412 2021/02/08
    "(1)ラットは数分単位の時間長を認識して予測的な行動をとること、(2)海馬や線条体の神経活動は数分単位の時間経過と対応すること、(3)時間依存的な神経活動は経験に伴って形成されること"
  • 140万年前のホモ属の卓越した技術を解明 | 東京大学

    140万年前のホモ属の卓越した技術を解明 ―エチオピア、コンソで出土した140万年前の骨製ハンドアックスー 研究成果 140万年前のホモ属の卓越した技術を解明 ―エチオピア、コンソで出土した140万年前の骨製ハンドアックスー 諏訪 元 (東京大学総合研究博物館 特招研究員/東京大学 名誉教授) 佐野勝宏 (東北大学東北アジア研究センター 教授) Yonas Beyene (仏エチオピア研究センター) Berhane Asfaw (地溝帯研究センター) 加藤茂弘 (兵庫県立人と自然の博物館 主任研究員) 遠藤秀紀 (東京大学総合研究博物館 教授) 小藪大輔 (香港市大学 准教授) 佐々木智彦 (京都大学 准教授) エチオピアと日の共同研究チームは、エチオピアのコンソ遺跡から140万年前に遡る骨製のハンドアックスを発見しました。 100万年前を遡る骨製ハンドアックスは、タンザニアのオルドヴァ

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    mtane0412 2020/07/14
    骨製ハンドアックス
  • 進化のミッシングリンクを埋める単純なDNA複製機構を進化実験により発見 | 東京大学

    東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻の岡内宏樹大学院生、市橋伯一教授、大阪大学大学院情報科学研究科の酒谷佳寛大学院生(研究当時)らは、原始的なDNA複製の可能性がある新しいDNA複製のしくみを発見しました。 生物において、すべての情報を記録しているゲノムDNAの複製は最も重要なしくみの一つです。それゆえにDNAの複製は、どんな生物でも多数のタンパク質が必要とされる複雑な反応となっています。しかし、このような複雑なDNA複製機構が初めから存在していたわけでありません。原始の生命体は、そのゲノム情報をRNA(注1)に記録しており、どこかの段階でDNAに記録するように進化したと考えられています。このときに最初に生まれたDNA複製はずっと単純なしくみだったと予想されます。しかし、そのような単純なDNA複製のしくみはもはや現存生物には残っておらず、DNAの進化過程は謎に包まれていました。研究で

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    mtane0412 2020/06/18
    おっ、市橋研だ
  • 脳画像から「やり抜く力」を予測する手法を開発 | 東京大学

    JST 戦略的創造研究推進事業において、JSTの細田 千尋 さきがけ専任研究者(東京大学 大学院総合文化研究科 特任研究員、帝京大学 戦略的イノベーション研究センター 講師 兼任)は国立精神・神経医療研究センター 脳病態統合イメージングセンター 先進脳画像研究部 花川 隆 部長(現 京都大学 大学院医学研究科・医学部 教授)らと共同で、MRI(磁気共鳴画像)で測定できる脳の構造的特徴が、目標達成に必要な「やり抜く力」の客観的指標となることを世界で初めて発見し、その指標を用いて「やり抜く力」を予測する手法を開発しました。さらに、目標の細分化が脳構造の変化を促進し、目標達成を支援することを明らかにしました。 「やり抜く力」は、学業や競技成績など、人生のさまざまな面で成否を決める重要な要因です。これまで個人の「やり抜く力」を推定する客観的指標はなく、科学的根拠に基づいて目標達成に向けた行動を支援

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    mtane0412 2020/05/01
    やっていきだ
  • 懲戒処分の公表について | 東京大学

    東京大学は、大学院准教授(男性・40歳代。以下「A准教授」という。)及び大学院准教授(女性・40歳代。以下「B准教授」という。)に対し、3月24日付けで、それぞれ停職6月と戒告の懲戒処分を行った。 A准教授は、指導教員として指導していた学大学院学生(女性。以下「C氏」という。)及び自身が主宰するゼミに出席していた学大学院学生(女性。以下「D氏」という。)に対して、女性研究者の結婚妊娠・出産・子育てと研究活動が両立しえないかのような発言を繰り返したり、不適切な侮辱を行ったりするなどのハラスメント行為を行っていた。 B准教授は、自身が主宰するゼミに参加したD氏に対して、他の学生の面前で研究活動を否定する発言をしたり、A准教授が主宰するゼミに参加した際に、C氏及びD氏の結婚等のプライベートと研究をやめることを結びつけて発言するなどのハラスメント行為を行っていた。 A准教授及びB准教授のハラ

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    mtane0412 2020/03/27
  • Heroタンパク質の発見とその驚くべき機能 | 東京大学

    タンパク質は一般に熱によって変性し、お互いに集まって凝集するという性質を持ちます。一方で、熱によって変性せず凝集しない熱耐性タンパク質は、これまで例外的であるとみなされ、そのようなタンパク質がどの程度存在するのか、またどのような機能をもつのかについては、不明なままでした。 今回、東京大学定量生命科学研究所の坪山幸太郎学振特別研究員、泊幸秀教授らの研究チームは、熱耐性タンパク質がヒトやハエにも豊富に存在することを発見しました。これらのタンパク質は、決まった構造を持たず「へろへろ」した性質を持つこと、また熱耐性( Heat-resistant)であり、機能があまりわかっていない(Obscure)ことから、Heroタンパク質と名付けられました。 驚くべきことに、Heroタンパク質には、他の一般的なタンパク質を安定化し、変性や凝集から守る「ヒーロー」としての役割を果たしていることが明らかになりまし

    Heroタンパク質の発見とその驚くべき機能 | 東京大学
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    mtane0412 2020/03/16
    “これらのタンパク質は、決まった構造を持たず「へろへろ」した性質を持つこと、また熱耐性( Heat-resistant)であり、機能があまりわかっていない(Obscure)ことから、Heroタンパク質と名付けられました。”
  • 懲戒処分の公表について | 東京大学

    東京大学は、大学院情報学環 大澤昇平特任准教授(以下「大澤特任准教授」という。)について、以下の事実があったことを認定し、1月15日付けで、懲戒解雇の懲戒処分を行った。 <認定する事実> 大澤特任准教授は、ツイッターの自らのアカウントにおいて、プロフィールに「東大最年少准教授」と記載し、以下の投稿を行った。 (1) 国籍又は民族を理由とする差別的な投稿 (2) 学大学院情報学環に設置されたアジア情報社会コースが反日勢力に支配されているかのような印象を与え、社会的評価を低下させる投稿 (3) 学東洋文化研究所が特定の国の支配下にあるかのような印象を与え、社会的評価を低下させる投稿 (4) 元学特任教員を根拠なく誹謗・中傷する投稿 (5) 学大学院情報学環に所属する教員の人格権を侵害する投稿 大澤特任准教授の行為は、東京大学短時間勤務有期雇用教職員就業規則第85条第1項第5号に定める「

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    mtane0412 2020/01/15
  • 勝たない自分たちに、価値はないのか | 東京大学

    勝たない自分たちに、価値はないのか カーリング女子・吉田 知那美 選手 × 宇宙飛行士・野口 聡一 氏 © 2018 RCAST, UTokyo 勝たない自分たちに、価値はないのか 『アスリートと宇宙飛行士の当事者研究』 特別編 カーリング女子・吉田 知那美 選手 × 宇宙飛行士・野口 聡一 氏 「夢の舞台・オリンピックで手にした銅メダル。なのに、あまりそばに置いておきたくなかった」 平昌オリンピックカーリング女子銅メダリスト・吉田知那美選手は、そう話した。 「そだねー」が流行語になり、多くのメディアで笑顔を見せていたその時、彼女の心に何が起こっていたのか。 東京大学先端科学技術研究センター(先端研)・熊谷研究室では、アスリートが目指す“より速く、より高く、より強く”というパフォーマンスの向上と矛盾しない形で、そこに縛られて傷を負うのではない全人的なサポートを、当事者研究の視点から発信しよ

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    mtane0412 2018/12/22
    “安心して絶望できる人生”
  • トップアスリートの知られざる困難 | 東京大学

    トップアスリートの活躍の裏にあるのは、美談だけだろうか。 オリンピック・パラリンピック競技大会  − この日のためにすべてをかける憧れの舞台。 トップアスリートたちの熾烈な闘い。メディアに溢れる感動秘話。 世界中が奇跡の瞬間に胸を躍らせ、涙し、勇気をもらう。 華やかなスポーツの祭典の、もう一つの顔。それが、「能力主義が先鋭化する舞台」だ。 2018年7月30日、東京大学先端科学技術研究センター(東大先端研)でシンポジウム『日常への帰還 アスリートと宇宙飛行士の当事者研究』が開催された。 国家的ミッションや巨大な資を背負いつつ、極限的な状況に身を置くことになったトップアスリートは、どのような困難を抱えるのか。 自らの経験を分かち合う「当事者研究」の視点で考察すると、今、私たちが向き合うべき課題が浮かび上がった。 『日常への帰還 アスリートと宇宙飛行士の当事者研究』 企画:    熊谷 晋一

    トップアスリートの知られざる困難 | 東京大学
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    mtane0412 2018/08/22
    “弱さの情報公開”
  • 『日本人は集団主義的』という通説は誤り | 東京大学

    1.タイトル: 「日人は集団主義的」という通説は誤り 2.発表概要: 日人論では、長らく「日人は集団主義的だ」と言われてきた。現在では、「集団主義」は、「日人」の基的なイメージになっている。 ところが、この通説が事実なのかどうかを確認するために、心理学、言語学経済学教育学などにおける実証的な研究を調べたところ、日人は、欧米人より集団主義的だとは言えないことが明らかになった。また、「日人は集団主義的だ」と広く信じられているという現状は、人間の思考を歪める心理的なバイアスによって作りだされたものであることも明らかになった。 3.発表内容: 日人論(あるいは、日文化論)では、「個人主義的な欧米人と比べると、日人は集団主義的だ」と言われてきた。「集団主義的な日人」は、日人自身にとっての最もポピュラーな自画像であるだけでなく、現在では、外国人にとっても「日人」の基的な

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    mtane0412 2017/10/12
    やっべあとで読む
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