昔も今も変わらず、ビジネスの現場でかかせないのは「名刺」です。しかし、その管理方法はというと、個別に保管されていたり、そもそも管理されていなかったりします。 そこで、交換しただけでそのままになっている名刺をデータベース化することで、ビジネスに活用できないかと目を付けたのがSansan株式会社です。 営業先のキーマンが誰なのか分からない攻めるべき部署、会うべき人に関する一元的な管理ができていない検討から契約までの期間が長くなってしまう再購入や再契約、解約阻止などのための関係性のマネージメントが必要 といった課題に、データ分析やAIを駆使して取り組んでいます。本稿では、ビジネスにおける人と人との繋がりを研究する、Sansan データサイエンティスト 真鍋友則(まなべ とものり)氏に話を聞きました。 「出会い」のデータには無限の可能性がある――名刺を研究しようと思ったきっかけを教えてください。