小学校の頃、2,3ブロックごとに「分団」というのがあって、 そのグループごとに登校していた。 分団長は6年生がやって、下の学年の面倒をみつつ、 二列を保持して学校まで登校する。 私は面倒見がいいわけでもなかったけど、生憎6年生が私しかいなかったから 分団の分団長をやっていた。 思い返せば、「長」なんてつく役柄があったのは、その時だけだった気がする。 そこには、4年生のA子ちゃんと、2年生になる私の妹。 そして、同じ場所に集まる男の子の分団にはAちゃんの弟で3年生のB君がいた。 ある日、A子ちゃんと、同じ学年のC子ちゃんが喧嘩になった。 喧嘩といっても、C子ちゃんが一方的に怒ってて、泣いていて、あまり喧嘩らしい喧嘩にはなってない。 4年生は人数が多くて、C子ちゃん以外はみんなA子ちゃんの味方、という感じだった。 A子ちゃんは静かで、言葉は少なかったけど、理論整然と話す子だった。 怒り心頭!と