asahi.com（朝日新聞社）：中世都市アートの迷宮 ベネチア・ビエンナーレ - 文化トピックス - 文化中世都市アートの迷宮 ベネチア・ビエンナーレ2011年6月25日10時42分 束芋「てれこスープ」の展示＝写真はいずれもベネチア、大西写す 日本館の前で語る束芋さん アルゼンチンの展示作品は、遺跡から発掘されたようだった スターン兄弟による竹の塔に登ると、ベネチアの街が一望できる カルロス・ガライコア（キューバ）による、路面を模したじゅうたんの作品。鑑賞者はこの上を歩ける イタリアで開催中の世界最大規模の国際現代美術展ベネチア・ビエンナーレは５４回目の今回、主要先進国の展示の充実ぶりが注目を集めている。現代美術家の束芋（たばいも）（３５）の個展で挑んだ日本館もその一角を占め、話題館の一つに。アドリア海に浮かぶ中世都市はいま、各国の展示や関連の展覧会で、現代アートにたっぷりと浸っている。 浮世絵調の筆致、色合いで、日本の裏町の様子や脳みそ、水面から突き出る指や花の不穏な映像が次々と画面に現れ
