2012年12月16日22:30 カテゴリKnightLiberty社会 自由で人は孤立しない Tweet 自由は個人を孤立させ、社會の絆を分斷するといふ、よくある主張は誤りである。自由が擴大しても、進んで選んだ場合は別として、他者との關係が稀薄になることはない。それどころか、自由な社會でこそ、人はさまざまな他者と知り合ひ、影響し合ひ、助け合ふことができる。社會の絆を斷つ「眞犯人」は、個人の自由を權力で侵す政府である。 知的唯仏論 「砂粒のような個」 最近刊行された、宮崎哲弥と呉智英の對談本『知的唯仏論 マンガから知の最前線まで――ブッダの思想を現代に問う』(サンガ)は、佛教にかんするさまざまな俗論を覆す好著だ。しかし殘念なことに、本の最後近くで、二人の評論家は、自由にかんする典型的な俗論の一つを披瀝する。それは、自由が個人を孤立させ、社會の絆を分斷するといふ考へである。まづ宮崎がかう發言
阿含経(あごんきょう、あごんぎょう、梵・巴: āgama, アーガマ)とは、最も古い仏教経典集(スートラ)であり、釈迦の言葉を色濃く反映した真正な仏教の経典ものとされる。阿含(あごん)とは、サンスクリット・パーリ語のアーガマの音写で、「伝承された教説、その集成」という意味である[1]。阿含の類義語には部(ぶ、Nikāya)があり、パーリ仏典ではそれが用いられている[1]。 釈迦の死後、その教説は迦葉や阿難を始めとする弟子たちを中心として何回かの結集を経てまとめられ、経蔵(sutta-piṭaka, スッタ・ピタカ)を形成した[1]。他方、守るべき規則は律蔵(vinaya-piṭaka, ヴィナヤ・ピタカ)としてまとめられたが[1]、一般に紀元前4世紀から紀元前1世紀にかけて徐々に作成されたものであると言われている[4] 。その経蔵はそれぞれ阿含(āgama, アーガマ)または部(nikāy
玄奘三蔵像(西安市大慈恩寺の大雁塔にて) 『成唯識論』(じょうゆいしきろん、梵: Vijñapti-mātratā-siddhi, ヴィジュニャプティ・マートラター・シッディ)は、法相宗(唯識宗)が所依とする論典の一つ。10巻からなる。 「ヴィジュニャプティ・マートラター」(vijñapti-mātratā)とは「唯識」、「シッディ」(悉地, siddhi)とは「成就」、総じて「唯識による(悟りの)成就(についての論)」の意。 世親が著した『唯識三十頌』を護法が注釈したもので、中国の唐代に玄奘が漢訳した唯識の論典。 注釈書として、大乗基が玄奘の口述を記した『成唯識論述記』が、唯識学の根本聖典とされた。 日本へも早くに伝わり、長く唯識の教学として研究された。近年新しい訳解説が刊行されている。 文献[編集] 太田久紀 『成唯識論要講 (全5巻)』 仏教書林中山書房 2000年 城福雅伸 『成唯
中論(ちゅうろん)、正式名称『根本中頌』[注釈 1](こんぽんちゅうじゅ、梵: Mūlamadhyamaka-kārikā, ムーラマディヤマカ・カーリカー)は、初期大乗仏教の僧・龍樹(ナーガールジュナ)の著作である。インド中観派、中国三論宗、さらにチベット仏教の依用する重要な論書である。 本文は論書というよりは、その摘要を非常に簡潔にまとめた27章の偈頌からなる詩文形式であり、注釈なしでは容易に理解できない。注釈書・論書の例は#注釈書・論書を参照。 構成[編集] 冒頭で提示される全体の要旨である「八不」(不生不滅・不常不断・不一不異・不来不去)を含む立言としての「帰敬序」と、27の章から成る。各章の構成は以下の通り[1]。 帰敬序 第1章「原因(縁)の考察」(全14詩) 「縁」(四縁)の非自立性を帰謬論証 第2章「運動(去来)の考察」(全25詩) 「去るはたらき」(去法)の非自立性を帰謬
『大乗起信論』(だいじょうきしんろん)[注釈 1]は、大乗仏教に属する論書。二本の漢語本が現存し、著者が馬鳴(アシュヴァゴーシャ)に仮託されているが、中国で真諦周辺の人物によって編まれたとされる[2][3][4]。 著者について[編集] 漢語本には冒頭に「馬鳴菩薩造」とあり、馬鳴に仮託されている。かつては、内容から馬鳴と時代が違うため別人の後馬鳴によるとする説もあったが[5]、インド撰述の他の論書に引用されることもなく、チベット語訳も存在しない。そのため、早くから偽論説、中国撰述説が強まり[5][6]、多くの研究が為された。 成立[編集] 543年~549年頃成立[7]の真諦訳とされる漢本1巻と、実叉難陀訳とされる漢本2巻がある。実叉難陀本は真諦本を整理した一種の再編本と考えられる[8]。そのため、本書の内容を扱う場合、真諦訳とされる漢本が専ら用いられる。 概要[編集] 本書では、「大乗」
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