社会現象を潜在知の観点から読み解く本。色んな話題が扱われていて面白い。 サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代 (ちくま新書) 作者: 下條信輔出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/12/01メディア: 新書購入: 19人 クリック: 79回この商品を含むブログ (73件) を見る 序章 心が先か身体が先か 第1章 「快」はどこから来るのか 第2章 刺激の過剰 第3章 消費者は自由か 第4章 情動の政治 第5章 創造性と「暗黙知の海」 5章の創造性についての議論が面白い。 ちょっと前に読んだマイケル・ポランニーの『暗黙知の次元』の話題も出てくる。 「我々は語ることができるより多くのことを知ることができる」 ポランニーの『暗黙知の次元』で繰り返される言葉だ。ポランニーは科学における発見がいかにしてもたらされるかを考え「暗黙知」という概念をまさに発見-創造したわけだ。 この本