ディープニューラルネットで計算を行う,スケーラブルな確率的プログラミングライブラリEdwardの画期的な意義と使い方を本トークで紹介します.EdwardはTensorFlowの上に確率変数とベイズ推定を実装したPythonライブラリです.計算において確率的な情報を常に保持する確率的プログラミングライブラリですので,確率事象であるこの世の現象を合理的かつうまく計算することができます. 深層学習の怒濤の発展が続いています.2012年の世界的な画像認識コンペILSVRCにて,当時の最先端の機械学習アルゴリズムを押さえて圧倒的な性能を披露したあと,2015年には人間の認識性能をも凌駕する性能を発揮するようになっています.また2016年,2017年には囲碁のトップ棋士との対決,さらには将棋の名人との対決で圧倒的な勝利を収めました. 2012年以降,深層学習の分野に世界中の優秀な才能が殺到し,さらには