この記事のサマリー 秘密録音と無断録音は同義、盗聴は明らかに異なるもの 秘密録音は違法ではなく、音声データに証拠能力はあると考えられる 音声データは複数存在したほうが、高い証拠能力があるといえる パワハラ、セクハラ、モラハラなど、世の中にあふれるハラスメント。 たびたび報じられる国会議員の秘書に対する暴言や暴行、スポーツ界での指導者から選手への圧力や暴力、組織内でのパワハラやセクハラに関する不幸な事件。 ハラスメントへの対抗策として、「ボイスレコーダーで録音を」と考えている方も多いでしょう。 では、相手に黙って録音をすることの違法性や適法性、録音した音声データの証拠能力について、どのように考えておけばよいのでしょうか。 秘密録音と盗聴は、明らかに異なるもの 秘密録音は無断録音や無許可録音とほぼ同じ意味で使われるのに対し、盗聴は意味が異なります。 秘密録音 = 会話当事者の一方が相手方の同意