Jリート(上場不動産投資信託)が活気を取り戻しつつある。低迷していた東証REIT指数(2003年3月末=1000)が急回復し、814.88をつけた2009年11月27日が「底」だったという見方が広がっている。10年4月9日の終値は前日比4.59ポイント安の952.11だったが、当時と比べると137.23ポイントも上昇したことになる。 Jリートは世界的な金融危機が影響して、一時は銀行の貸し渋りなどで資金繰りが悪化、破たんしたリート(投資法人)もあったが、最近は銀行の融資姿勢もやわらぎ、不動産物件の取得も活発になってきた。 相次ぐ合併や資本提携にハウスメーカーの参入 Jリートが好調な背景には、リートの合併が進んだことや、ハウスメーカーが新たな参入者として登場したことがある。 日本レジデンシャル投資法人との新設合併で2010年3月1日に誕生したアドバンス・レジデンス投資法人や、また同日には日本リ