神奈川県三浦郡葉山町。天皇家の御用邸がある有数の保養地として知られる葉山の海岸沿いに、巨大な別荘が建てられようとしている。別荘の持ち主は、〝最強外資〟ゴールドマン・サックス(GS)の持田昌典社長(51歳)である。 持田社長は、旧第一勧銀の行員からGSに転職し、激しい出世争いを勝ち抜いて社長に就任した。最近では、ソフトバンクのボーダフォン買収、楽天のTBS経営統合、日本航空の巨額増資など、M&Aの影の仕掛け人として金融界に名前が知れ渡っている。持田社長は、銀座や六本木の高級クラブでの飲食接待や、軽井沢の別荘での一泊食事付きのゴルフ接待などの派手な営業でも有名だ。また、経営危機に陥った企業に無理な契約を強いることから、「外資の帝王」とも言われる。 葉山に建築中の別荘も、まさに「帝王の御殿」に相応しい規模だ。この土地は、もともとソニーの社員向けの保養施設だったが、昨年十一月、楽天のTBS買収騒動
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