2011年07月07日23:59 カテゴリ大局観、テーマ、見識欧州危機[edit] バブル崩壊の後遺症 : かん口令 今日はロンドンから来た為替債権の担当者のセミナーに行った。 内容は「PIIGSは破たんする。Yes/Noではなく、whenの問題だ」という事で、日本やアメリカにいる投資家からすれば「何をいまさら分かり切った事を・・・」と感じさせる睡魔に襲われる内容だった。 驚いたことは、「今日のセミナーの内容のような悲観的な事を欧州では言えないのです。今日は言えてスッキリした」という趣旨の発言があったことだ。 つまり欧州ではPIIGSの実態を公衆の前で語ることに対して、事実上のかん口令が敷かれている のだ。 PIIGS危機に関しては、たまたま私は2005年2月から観察して記録を続けてきた ( 参考:目次 : 欧州金融危機 ) 読み返して感じることは、今回のPIIGS危機は一夜にして悪化した