はじめに Node.js向けに書かれたJavaScriptのプログラムをブラウザ上で動作させるには require() によるモジュールの参照を解決した単一のJavaScriptファイルに変換する必要があります1。 少し前まではこの作業には Browserify が使われることが多かったようですが、現在は「画像もCSSも何でも1つにします」が売りの webpack 一色になっている感じです。ですが、この webpack、とってもわかりにくいのです。設定ファイル webpack.config.js を見たときに私は TeX や sendmail の悪夢を思い出しました2。この黒魔術3を読み解いてみましょう。 webpack の仕事 画像とかCSSとかのことはおいておくと、webpackの仕事は以下の3つになります。 複数の.jsファイルの依存関係を解決し、1つにバンドルする これが本来業務で