ジョセフ・ワイゼンバウム(Joseph Weizenbaum, 1923年1月8日 - 2008年3月5日)は、ドイツ系アメリカ人でMITの計算機科学の名誉教授を務めていた。 生涯[編集] ドイツのベルリン生まれ。 ユダヤ人の両親のもとに生まれた彼は、1936年にヒトラーの支配するドイツから逃れ、家族と共にアメリカ合衆国に移住した。米国で1941年に数学を勉強し始めたが、彼の勉学は戦争によって中断された(その間、彼は軍役に服していた)。その後、数学で修士号を取得。 1952年ごろ、彼はアナログコンピュータに関して仕事をしつつ、ウェイン州立大学のデジタル型コンピュータ開発に関わった。1956年、ゼネラル・エレクトリック社に就職し、銀行で使われた最初のコンピュータの開発に従事した。これは ERMA(英語版) と呼ばれるシステムで、磁気インク文字認識 (MICR) を使って小切手処理を自動化した