国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運んだ無人補給機「こうのとり」3号機が14日、大気圏に再突入した。約2000度の高熱にさらされ30分以内にほぼ燃え尽き、破片が南太平洋に落下。任務を無事終了した。 こうのとりは高度約120キロで再突入時に加速度と温度を測定し、機体が燃えていく様子の画像撮影にも初めて成功した。画像などのデータ収集装置は高熱に耐えて海上に着水し、衛星回線でデータ送信を開始した。 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小鑓幸雄プロジェクトマネジャーは「胸を張って成功といえる。ほっとしている」。成果は帰還型への改良に役立てられる。今後も、未来を運ぶこうのとりが、宇宙に向かってはばたく。
新幹線は「自分で走る」時代へ-。JR東海は21日、東海道新幹線の新型車両「N700A」を同社浜松工場(浜松市中区)で報道関係者に公開した。最大の特徴は列車が自ら“考えて”加減速し、運行する「自動運転」機能の搭載。同新幹線は現在でも年間約12万本の運行で、1列車あたりの平均遅延時分が36秒という“超正確”を誇るが、この36秒を限りなくゼロに近づける車両になる。来年2月に営業運転を開始する。 約半世紀の新幹線の歴史上「自動運転」機能は初めて。自動運転を可能にするのは、内蔵した「定速走行装置」と呼ぶ独自のコンピュータープログラムだ。 新大阪~東京間約552キロのカーブや勾配などの線路情報がすべて入力されており、自動で加減速しながら各区間ごとに定められた最高速度で走る。 通常、新幹線の運転はノッチと呼ばれるアクセルを小まめに操作して規定速度を維持している。カーブや下り坂ではアクセルを緩めて規
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