定期預金金利３年物０・０４５％ 過去最低、利ざや確保へ苦肉 - MSN産経ニュース銀行など国内の金融機関が定期預金の金利の引き下げを着々と進めている。日銀によると、期間３年物（預入金額１千万円以上）の定期預金の平均金利（今月１０日時点）は１週間前に比べて０・００１％低下して０・０４５％となり、過去最低を更新。貸出金利の低下を背景に、預金金利との差である利ざやが縮んでおり、収益悪化を食い止めるための苦肉の策だ。 日銀によると、預入金額１千万円以上の大口の定期預金の平均金利はここ数カ月間にわたり緩やかに低下。１０日時点で期間３年物以外では、４年物が０・０４６％（３日から０・００１％低下）、５年物が０・０６５％（同）、７年物が０・０８９％（３日と同じ）、１０年物が０・１５４％（同）などとなった。 デフレ脱却を目的とした日銀の事実上のゼロ金利政策が続いている上、国内の貸し出し需要も伸び悩んでおり、銀行などの貸出金利は低下傾向にある。比較的需要が見込める個人向けの住宅ローン金利は
