尖閣諸島(沖縄県)周辺の日本の接続水域で1日午前、台湾の巡視船が航行しているのを海上保安庁の巡視船が見つけた。海保の巡視船は日本の領海内に入らないように警告している。 第11管区海上保安本部(那覇市)によると、台湾の巡視船は、海岸巡防署の「連江125」。1日午前9時5分ごろ、尖閣諸島・魚釣島西約40キロの日本の接続水域を東南東に向け航行しているのが確認された。 海保巡視船の警告に対して、連江125は「われわれの漁民を保護しに来た。ここはわれわれの経済水域だ」などと応答してきたという。
日中国交正常化40年はすなわち、日台断交40年の歴史でもある。1972年を境に別々の道を歩み、交わるはずのなかった「日中」と「日台」がこの夏、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)で交錯した。 8月15日、中国や台湾が領有権を主張する尖閣諸島に香港の活動家らが上陸し、中国国旗「五星紅旗」と台湾の旗「青天白日満地紅旗」を一緒に掲げたのである。親中派の香港実業家らがスポンサーだ。 満州事変から81年に当たる今月18日には、中国共産党序列4位で全国人民政治協商会議主席の賈慶林(か・けいりん)が、台湾の中国国民党名誉主席、連戦と南京で会談し共闘を呼びかけた。 賈「(日本の尖閣国有化は)両岸(中台)双方の民族感情を著しく傷つけた。違いを乗り越え、双方がそれぞれのやり方で領土を保全し、民族の共通利益と尊厳を守ろう」 連「台湾と大陸の人民の気持ちは同じだ」 対日配慮などから、尖閣問題での過激な抗議活動を押さ
【台北=吉村剛史】台湾海軍の艦隊が先月末、台湾東部沖で演習中に沖縄県・与那国島に接近したことが分かり、国防部(国防省に相当)は7日までに艦隊長に懲戒処分を下した。この処分をめぐって、退役軍人らからは「日本にこびている」との批判も出ているが、国防部では「対日配慮ではなく、軍紀違反として扱っただけ」と主張。関係者の大量処分の可能性も指摘されている。 演習海域から離脱したのは台湾東部沿岸配置の第168艦隊のキッド級駆逐艦「蘇澳」など3隻で、7月26日未明に日本の防空識別圏(ADIZ)に進入し、与那国島に接近したため、日米双方がレーダーで動向を監視する騒ぎとなった。 このため、「蘇澳」で演習を指揮していた同艦隊長の張鳳強少将が軍当局から軍紀違反に問われ、8月3日に懲戒処分などを受けて現職を解かれたと発表された。 台湾海軍司令部の董翔龍司令(大将)は与那国島接近を「重大なミス」と指摘。軍の指揮・統率
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く