大阪急性期・総合医療センター(大阪市住吉区)は31日、システム障害のため同日の診療を停止したと発表した。サイバー攻撃で身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウエア」に感染した可能性があり、電子カルテが使えなくなっているという。 11月1日以降の診療については、同センターのホームページを確認するよう呼びかけている。 ランサムウエア パソコンやサーバーに侵入し、機密文書や顧客情報のデータを暗号化して使えない状態にした上、復元と引き換えに金銭を要求するコンピューターウイルス。英語で身代金を意味する「ランサム」と「ソフトウエア」を組み合わせて名付けられた。暗号資産(仮想通貨)で支払いを求めるケースが多く、応じなければデータを公開すると脅す「二重恐喝」の手口も目立つ。
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