「4号発電機、定格熱出力一定運転に到達しました」-。7月25日午前1時、関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の中央制御室。当直課長が牧野聖修経済産業副大臣らへ4号機がフル稼働したことを報告した。先にフル稼働した3号機と合わせ、原発再稼働の節目に立ち会った。記者3年目、原発のまちで声を拾ったこの1年。原発の立地自治体の「我慢」と電力消費地の「傲慢さ」を見続けてきた。(福井支局敦賀駐在 浅山亮) 原発記者に転身 昨年5月1日、初任地の京都総局から「敦賀」に異動。全国最多の原発14基が立地する県南部(嶺南)で原発を担当することになった。前任地では警察を担当していたので事件記者から原発記者への“転身”となった。 当時から関心を集めていたのは大飯3、4号機の再稼働問題。地元の原発関係者に取材を進め、関電が再稼働に必要なストレステスト第1次評価報告書を経済産業省原子力安全・保安院に提出
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