冒険家でプロスキーヤーの三浦雄一郎さん(79)が来年5月、80歳で3度目のエベレスト(チョモランマ、8848メートル)に挑む。三浦さんは、平成15年に当時世界最高齢の70歳でエベレスト登頂に成功。平成20年には不整脈などの持病を乗り越え、75歳での登頂を果たしている。過去2回の遠征はいずれもネパール側のルートだったが、今回はチベットから世界最高峰を目指す。 チベットルートは、最近の温暖化の影響などから雪が少なく、岩の露出が多いと予想され、高度な登攀(とうはん)技術が求められるという。 このため三浦さんは夏から本格的なトレーニングを始め、7月は北海道の羊蹄(ようてい)山に登った。その後、北アルプス剱岳(つるぎだけ)で、岩盤など困難なバリエーションルートの源次郎尾根からの登攀に挑み、ロッククライミングの特訓に励んだ。都内でもクライミングジムでトレーニングを行っている。 今年秋には、次男でモーグ