かつて童貞だった頃の作者が、童貞を捨てられたかもしれなかったあの思い出を漫画にしました。チャンスは逃さないようにしてください。
2015-02-11 モテる男子高校生が心底嫌いだ。大人になってからの恋愛は、「禿げてからオシャレ」と同じ。もう遅い。 最高の恋愛は、未熟な時代にしか出来ない 未知の世界に二人で挑んでいくようなものでなければダメなのだ。 ある程度満たされた生活を手に入れてしまってから、その後に彼女が出来たとしても、新しいパソコンを購入したような感覚しか手に入らない。 精神的な距離が遠く、常に劣等コンプレックスと言う大蛇に巻かれているような苦しさが延々と続く。 その為、どんなに質の高い女子が隣にいてくれたとしても、僕は心を開く事など出来ないし、それどころか幸福度が低下してしまう。 道を歩けばオシャレなDK、電車に乗れば堂々としたDK、ネットを彷徨えば笑顔のDK。 至る所に人生の勝ち組・モテ系男子高校生が存在している。 僕に取って彼らは、僕が魂を掛けて目指したのになれなかった存在だ。 「来年は頑張
学生時代の同級生で、30になるのに一切働かない奴がいる。 仲間うちでは成績はピカ一だった。当時から分厚い洋書をバターにナイフでも入れるかのようにサクサク読みこなしていた。 名家の出で、父上は元官僚にして実業家、今は経営の実権は兄上に移っているといい、当人は家族に生活費を出してもらって、都内に一軒家を借り、使用人を2人も置いて悠悠自適の生活をしている。 仕事もしないで何をしているのか不思議だが、膨大な本を読み、コンサートに足しげく出かけ、実家のコネを使って外国人主催のパーティに出入りしたり、芸者遊びまでして、本人は多忙なつもりらしい。 家族は彼が働かないことは全く気にしていないようだが、30にもなって独身でいることこそを問題視しているらしく、しばしば縁談を持ちかけては断られているようだ。 「だって、君だって、もうたいてい世の中へ出なくっちゃなるまい。その時それじゃ困るよ」と言ってみたことがあ
時間があれば、鎌倉から江ノ電に乗ってみてほしい。時間帯は平日午後4時台がおすすめだ。 運が良ければ、300型の車両を捕まえることができる。その際、始発駅だからといって長椅子に座ってはいけない。ドアの脇に立つべきである。理由は後述する。 300型は昭和30年代に生産された本当に古い車両で、狭い車内や木造りの床に包まれると、自分が生まれてもいない時代のものにもかかわらず、何かひどく懐かしい気持ちになる。 それだけでも感無量なのだが、電車が鎌倉高校前に着くと、大量の女子高生が乗り込んでくる。季節柄、女子高生は汗ばんでいて、車内には一気に若い汗の匂いと体臭が充満する。女子高生の中には一定数の男子高校生が含まれているのだが、無視するよう俺は訓練されているので問題はない。 狭い車両なので、いきおい女子高生との(物理的な)距離も近くなる。座っていては女子高生との距離は遠くなる。立っていなければ。しかし、
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