汽笛が高らかに鳴り響き、勢いよく噴煙が上がる。「トーマスだ!」「うわー、おっきい」。大井川鉄道(静岡県島田市)が運行する蒸気機関車(SL)の「きかんしゃトーマス号」が動き出すと、訪れた子供たちの歓声があふれた。経営危機によりホテル会社のエクリプス日高(北海道新ひだか町)の傘下となってから約4年が経過した。地域や沿線との取り組みを加速させ、業績は徐々に回復しつつある。6月22日の新金谷駅。この日
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のろのろと遅く、車両は古くさい。何より車の通行に邪魔――。そんな理由で姿を消していた路面電車がいま、次世代型の路面電車システム「LRT」として復権を始めている。床が低くて乗りやすく、デザインも斬新。路線バスなど他の公共交通との乗り継ぎもスムーズだ。車社会で「郊外へ郊外へ」と伸びた街を逆回転させ、空洞化した中心市街地に再び人を呼びこむ狙いもある。はたして地方都市再生の切り札になるか。(Yahoo!ニュース編集部) JR北陸新幹線の富山駅の改札を出ると、正面に路面電車の停車場がある。客を待つのは「LRT」(ライト・レール・トランジット)と呼ばれる低床式の車両だ。古くさい箱型ではなく、2両編成のしゃれたデザイン。富山駅は全国で唯一、路面電車が乗り入れる新幹線駅である。 このLRTは民間の富山地方鉄道が2009年から運行しており、富山駅南側の市街地を走る。メーンは中心街をぐるりと回る環状線「セント
前編はこちら→ 悲願の相鉄「都心乗り入れ」はいつ実現するか 横浜市内の内陸部を横断する神奈川東部方面線の開業予定は当初、相鉄・JR直通線が2015年4月、相鉄・東急直通線が2019年4月とされていた。つまり、相鉄とJRの相互直通運転は半年ほど前から始まっていたはずだった。 だが、今も工事は終わっていない。整備主体の鉄道・運輸機構が2013年4月、相鉄・JR直通線の開業予定時期を2018年度内に変更すると発表したためだ。 かつての鉄道建設は、用地買収の難航や地質の問題による工事の難航などで、当初の予定より遅れるのが常であったが、ここ10年ほどは当初の予定どおりに開業することが多かったように思う。2011年3月に延伸開業した名古屋市地下鉄桜通線の野並~徳重間に至っては、当初の予定より4年も前倒ししたほどだ。 しかし、相鉄・JR直通線は全体的には順調に工事が進んでいるものの、貨物線への接続工事で
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