▼ただ今、無料でpdf版を公開中! ※リンクする際はpdfファイルへ直接ではなく https://www.sting-wl.com/yagasakikatsuma16.html へリンクしていただけるようお願い致します 【2015年7月1日記載】 ※矢ヶ崎克馬琉球大学名誉教授による下記の「沖縄県避難者支援アンケート」は、2015年6月30日をもって終了しました。あわせてカンパの募集も終了しました。ご協力ありがとうございました。 【2015年1月23日記載】 今日ほど…日本における「内部被ばく」問題の第一人者、矢ヶ崎克馬琉球大学名誉教授より私の個人メールアドレス宛に下記のメールが届きました。 福島第一原発事故によって沖縄県に避難している避難者…この避難者にはもちろん関東からの自主避難者も含みますが…この避難者を支援するため、原発事故から丸4年が経とうとしている今、沖縄県の避難者が必要としてい
放射性セシウムの食品の規制値についてご質問します。 政府の基準値である乳児用食品は50ベクレル/1kg以下の放射能汚染された食品なら子供達に食べさせても安全でしょうか。 大人である私達の場合、一般食品の基準値である100ベクレル/1kg以下の食べ物なら口にしても健康被害は絶対に出ない、大丈夫と考えていいのでしょうか。 A回答(回答者:矢ケ崎克馬琉球大学名誉教授) ■子供は1ベクレルでも大問題 安全か?という点で言えば50ベクレルは、まるっきり安全ではありません。根拠のない数字です。このことで今、大阪のがれき裁判に私が提出している意見書にも、特に強調して書いてあることなんですがね。 内部被曝から体を守るためには徹頭徹尾、放射能汚染された食品を口にしない。 これを目指さなくてはいけない。やむを得なく、食べざるを得ないとしても赤ちゃんや子供達については1kgあたり1ベクレルもあったら大問題です。
A回答(回答者:矢ヶ崎克馬琉球大学名誉教授) ■内部被曝と外部被曝の定義の違い 内部被曝体の中で発射された放射線で被曝をしてしまうことです。放射線を発する源…すなわち放射性原子を吸い込んだり食べたりして体の中に取り入れてしまって、体の中で放射線が発射される。 外部被曝放射線を発するもの源(放射線源、放射性原子)が体の外にあって、外から放射線が体に当たってくることです。 大雑把な見方をしますと α(アルファ)線 β(ベータ)線 γ(ガンマ)線 という3種類の放射線が核分裂する原子あるいは核分裂した後の原子から出てくる放射線なんです。 外部被曝の場合にはγ(ガンマ)線だけにやられるという状態がもっとも普通の状態であると考えていいです。というのはγ(ガンマ)線は非常に遠くまで飛んでいきます。 α(アルファ)線やβ(ベータ)線というのは非常に短くしか飛ばないものです。 大雑把に言うと、福島で原子炉
A回答(回答者:矢ケ崎克馬琉球大学名誉教授) ■汚染された食べ物を食べない 内部被曝から身を守る一番基本的なことは、汚染された食べ物を食べないこと。 これに尽きます。食べ物についていえばね、国は「食べて応援しましょう」とか、消費者が放射能の汚染の可能性を考えて選ぼうとすると「風評被害はいけません」と言っていますが。 自分が食べたり飲んだりする物を選択し、自分の健康を守ろうとすることは当然の権利そのものであって、科学的にも正しいです。 売られる食品すべてに放射能検査の結果を表示していく。このことがなされていない現状では…放射能の移行の非常に少ない作物…そういうものもひっくるめて汚染地帯の食品を避けるという風潮が消費者の間に存在するのも仕方ないと思います。 それから特に海産物に注意が必要です。 詳細は出荷制限されていない海産物は安全?に書きましたが、2014年5月現在も下の表のように福島県、宮
太平洋の放射能汚染について非常に丁寧にモニターしている、ASRという国際的な海洋調査会社※2があって、この地図(2012年3月現在)で見ると放射能汚染は太平洋を東(右方向→)へと進んでいます。 なぜこのような汚染分布となるのか?下の地図をご覧下さい。日本列島の太平洋側では、北からは親潮。南からは黒潮が来ておりますが、流れとしては黒潮のほうが非常に勢いがあります。この親潮と黒潮が千葉県沖で合流して太平洋を東に向かってぐっと押し出ていく北太平洋海流となります。※3それで放射能汚染も同じように太平洋を東へと進んでいるのです。 ところで赤い放射能汚染の濃い海域は北海道の太平洋側と千葉県沿岸の間に存在しています。 つまり太平洋を東へと進み広がっていく放射能汚染とは別に、海岸に沿って平行して流れる沿岸流などにより赤い放射能汚染の濃い海域に閉じ込められてしまっている放射能汚染があると考えられます。 消費
A回答(回答者:矢ヶ崎克馬琉球大学名誉教授) ■原子力発電は安全でない まったく安全でない原子力発電をアメリカの核戦略、そして国際原子力ムラの主導により科学者たちの反対を押し切って強引に設置が推し進められた背景があります。 放射能ということで言いますと核分裂を1回すると出てくる2つの原子核というのは必ず放射能を持ちます。 しかも半減期が短い放射性物質なものですから1秒間に出る放射線の数がすごく多いわけです。これらの放射性物質を処理する方法はありません。ただ冷やして何十年、何百年と環境から隔離して保管しておくしかない。 半減期の長い長寿命の放射性物質も考えると、それこそ何億年という規模で周囲とまったく物質的な交換ができないように遮断して安全を確保する必要がある…そういうことがもし人類に可能ならば、ですが。ようするに今の科学力では、人類が原子力を安全に管理するテクノロジーはまったくないのです。
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