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bookと舞城王太郎に関するnoreplyのブックマーク (1)

  • Hang Reviewers High / 暗闇の中で子供―The Childish Darkness

    舞城王太郎の小説「好き好き大好き超愛してる」では、冒頭からストレートな表現で愛について語られる。以下のような具合である。 愛は祈りだ。僕は祈る。僕の好きな人たちに皆そろって幸せになってほしい。それぞれの願いを叶えてほしい。温かい場所で、あるいは涼しい場所で、とにかく心地よい場所で、それぞれの好きな人たちに囲まれて楽しく暮らしてほしい。最大の幸福が空から皆に降り注ぐといい。僕は世界中の全ての人たちが好きだ。 舞城王太郎はここで明らかに読者に対し素朴で力強いアプローチを試そうとしているが、しかし表現の強さによってむしろ読者が見逃してしまいがちになるのは、ここから必ずしも恋愛小説が開始されるわけではなく、これが実に小説についての小説であるということだ。それは二段目以降へ読み進めればすぐに分かることだ。 祈りも願いも希望も、全てこれからについてこういうことが起こってほしいとおもうことであって、つま

    noreply
    noreply 2007/10/16
    「そして、第二章の終わりが美しくもの悲しいのも、ここで物語がいったんフィナーレを迎えているからだ。このラストにはまさに小説の効用について書かれている」
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