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discussionとあとでに関するnoreplyのブックマーク (1)

  • 嘘の力と力の嘘――大島弓子と、そのいくつかの政治学

    一九七〇年代のおわりは少女まんがの世界にとって、文字どおり眩いばかりの開花の季節であった。それはまんがという一つの表現領域にとどまらず、より広い文化-社会との関わりにおいても、新しい時代を十全に表象したのである。その間の事情を代弁し、ひとつの権利確定を宣言したものとして、七九年に上梓された橋治の少女まんが評論集、『花咲く乙女たちのキンピラゴボウ』を思い出すことができる。それは<今までの哲学はもう駄目、だって怒鳴ってばかりいるんですもの>という、たいそう明確なテーゼで少女まんがの時代を主張し、正当にもそれらを古い哲学世界に対置したが、しかし哲学にかわる新しい作品は、それじたいやはり形而上学にならざるをえず、そのために破格の強靱さと、残酷にまで至る論理的整合力を、ときにみずからの罪として受けることがあるのである。じっさい少女まんがは、その来の出自において、<男性まんが>の大げさな力の世界か

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