京浜急行電鉄株式会社の青砥駅発三崎口駅行き8両編成の下り(快特)第1088SH列車は、令和元年9月5日(木)、京急川崎駅を定刻に出発した。子安駅~神奈川新町駅間を速度約120km/hで走行中、列車の運転士は、神奈川新町第1踏切道の特殊信号発光機が停止信号を現示しているのを認め、常用ブレーキを操作した後、神奈川新町駅の異常報知装置も動作していることを認めたため、非常ブレーキを操作した。その後、同踏切道内の列車進路上に進入してくる普通貨物自動車を認めたため、気笛を吹鳴するとともに列車防護無線の非常発報操作を行ったが、同列車は同貨物自動車と衝突し、同踏切道から約67m行き過ぎて停止した。 列車には、乗客約500名、運転士1名及び車掌1名が乗車しており、このうち乗客75名(うち、重傷者15名)、運転士及び車掌が負傷した。また、同貨物自動車には、運転者のみが乗車しており、運転者は死亡した。 この衝突