デルタ・ブルース (The Delta blues) はアメリカ合衆国南部のミシシッピ川流域(ミシシッピ・デルタ)やテネシー州メンフィスなどの地域で発生した、初期のブルースミュージックである。演奏楽器として、特にギターとハーモニカが一番多く使われた。またソウルフルで、激しく、そして自己の内面を歌い上げるようなボーカルスタイルもデルタ・ブルースの特徴である。代表的なミュージシャンにチャーリー・パットン[1]、ロバート・ジョンソンなどがいる。 概要[編集] ロバート・ジョンソン 「ダスト・マイ・ブルーム」 クラークスデイル郊外のジュークジョイントで踊る人々 デルタ・ブルース博物館 初期デルタ・ブルースの録音は、1920年代から行われた。この時代はバンド形態で演奏する場合もあったが、録音の場合は一人のミュージシャンが自分でギターなどを演奏しながら歌うことが多かった。戦前には、ビッグ・ジョー・ウィ