ツイッターやフェイスブックのおかげで「言語化お化け」に出会うことができるようになった。言語化お化けとは、みんな分かっているようでわかっていなくて、言葉にしようと思うと意外と難しい、ついつい世間で語られているような表現しかできないことを、見事に言語化する人のこと。何人も出会う。 そうした言語化お化けを観察していると、興味深いことに気がつく。 言葉を後回しにしていること。 こういうと、言語化お化けと呼んでいることと矛盾するようだが、実際、言葉を操ることをどちらかというと軽視している。言葉にこだわるのは、なんならバカバカしいとさえ考えている様子。 大切にしているのは自分の身体感覚。いま、確かに感じているこの感覚を、他の人に伝えるのはどの言葉を選べばいいのだろう?と、感じていることを何よりも優先し、言葉は必ず後回し。そして言葉は、感じていることの輪郭しかなぞることができない、力不足なものだというこ