建設最大手の大林組は15日、国の緊急事態宣言下にある7都府県の建設工事を原則的に中断すると発表した。今後発注者と協議し、工事を順次止める。対象となる現場は約350件で、期間は5月6日まで。準大手の戸田建設も同日、工事中断の方針を発表した。既に清水建設などが中断の方針を発表しており、新型コロナウイルスの感染防止のため工事を止める動きが広がってきた。大林組は緊急事態宣言が出された当初、工事は継続す
清水建設、7都府県での工事中止 コロナで社員死亡 2020年04月13日17時40分 清水建設は13日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い政府の緊急事態宣言が発令されている7都府県での工事を原則中止すると発表した。従業員の安全を確保するためで、期間は5月6日まで。同日から発注者と中止に向けた協議に入る。 感染広げる「コロナ疎開」 東京脱出、別荘地に戸惑い―識者は医療崩壊警告 都内の同一作業所で勤務していた3人の社員が新型コロナに感染し、うち1人が死亡したことも明らかにした。同社は除菌消毒や密閉・密集・密接の「3密」回避を進めてきたが、感染者が出たことも踏まえて工事を中止する。工期の延長に伴う必要経費などは発注者と協議する。 新型コロナ経済対策・生活情報 消費税 携帯電話料金
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、安倍晋三首相が7日に発令した緊急事態宣言を受け、西松建設が打ち出した「工事中止」の方針が建設業界に波紋を呼んでいる。ある建設会社の幹部は「朝、西松さんのウェブサイトを見てびっくりした」と打ち明ける。別の建設会社でも「あそこまで、よく踏み込んだな」と驚きの声が上がっている。異例の決断に至った背景を解説する。【関連記事】新型コロナで工事一時中断の動き 清水建設やJR東海大林組、戸田建設も工事中断 新型コロナ感染防止へ工事中断か続行か 揺れる建設業界、費用負担を懸念全ての発注者に中断申し出国土交通省は緊急事態宣言発令の直後、宣言対象域内で既に契約を結んでいる直轄工事について対応策を発表。受発注者による協議を開き、受注者から一時中止や工期延長の希望がある場合には中止措置などを取るとした方針を地方整備局や北海道開発局などに通知した。この対応策を受けて受注者であ
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