2016年12月22日に、3DS用ソフト『桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!』がついに発売された。2010年の年末に発売された『桃太郎電鉄WORLD』(ニンテンドーDS)以来、家庭用の新作としては実に6年振りに、『桃鉄』が日本の年末年始に帰ってきたことになる。 年末年始は、久しぶりにみんなで『桃鉄』を遊んで、一喜一憂したユーザーも多かったことだろう。今回の新作には、おなじみのさくまあきら氏だけでなく、約20年振りに桝田省治氏もメインスタッフとして参加している。桝田氏は、以前に掲載された「ゲームの企画書」でも語られているように、「“自称”さくま氏の弟子筋」という人物だ。お二人に、新作の話題を中心に、『桃鉄』についていろいろとお話を伺った。 取材・文/TAITAI、伊藤誠之介 カメラマン/増田雄介 「地震のニュースに出てくる地名と『桃鉄』の日本地図が、自分の中で結びついた」(桝田氏)――桝