かつて不夜城といえば特別な場所だったはずが、24時間営業の小さな不夜城は、いまや全国に5万数千を数えるという。それで便利になっただけならいい。そこが紛争の拠点となり、コンビニエンスの名に反して不便が生じているとしたら。しかも明日は見えず……。 *** セブン-イレブンの「開いててよかった」というコピーの登場は、1970年代。言葉通りの実感とともに記憶している人が多いようだが、今では「開いて」いないのは論外、許されざることなんだそうである。 そう思わされる事態が顕在化したのは、2月19日付の「弁護士ドットコムニュース」で、セブン-イレブンのフランチャイズ(FC)加盟店が営業時間を短縮し、本部と対立している、と報じられたのがきっかけだ。なにが起きているのか。東大阪市にあるくだんのセブン南上小阪店に説明してもらうのが早いだろう。 「本部に伝えたうえで2月1日、それまでの24時間営業を、朝6時から