「懐かしい~!! アレってどこの飛行機なんだろう?」 昨年、福岡空港にポツリとたたずむ小さな青い翼の飛行機を見て、ちょいとばかり昔を思い出していた。 今から四半世紀前――。たった2機のジャンボで、ロサンゼルス、ワシントン、シドニーの3本の長距離路線を飛んでいた、「JALに追いつけ、追い越せ!」が合い言葉だったANAの新人CA(キャビンアテンダント)時代である。 そんなはるか遠い昔の、ホッコリした心地よい気持ちを蘇らせたのは、天草エアラインの「親子イルカ号」。最も予約が取れない日本一小さな航空会社として注目を集めている、わずか39席のプロペラ機、DHC-8だ。 天草エアラインは、V字回復をした奇跡の企業として、さまざまなメディアで取り上げられている。特に、先日フジテレビの情報番組で放映された特集は、実に面白かった。画面に映し出される社員たちの明るさとダサさは(←こんな表現でごめんなさい)、か