学校法人「森友学園」を巡る決裁文書の書き換え問題で、国土交通省が今月5日、書き換え前の文書を確認した上で、「書き換えられた可能性が高い」との趣旨を財務省に加えて首相官邸側にも報告していたことが14日、分かった。 財務省は国交省から報告を受けたにもかかわらず、8日に書き換え後の文書しか国会に提出しなかった。首相官邸の対応について、政府高官は14日、「報告を踏まえて財務省に調査を指示した」と明かした。野党側は「官邸主導で隠蔽(いんぺい)を図ろうとしたのではないか」(希望の党の玉木代表)などと反発している。