――きちんとした店を見分けるコツはありませんかね。 「この子の母親の写真を見せて」と店員に言ってみて、反応を見るとか。 あるいは動物愛護法で説明が義務付けられている18項目を知っているか聞くとか。 日本ではあまりトレーサビリティーを気にせず、賞味期限と消費期限の違いすら知らない人が多かったりします。 食の問題でさえこうなのだから、かわいい犬や猫を見て舞い上がっている状況で、そこまで冷静になれる人はそもそも、ペットショップで買わないはずです。 だから、ペット購入に高い税金を課したり、飼い主になる場合は特定の講習を義務付けたりすべきでしょう。 保護団体への課税は免除できますし。 ――今回の新刊を書かれたのは、状況が切迫している危機感からだとの見方は当たっていますか。 当たってます。「猫ブーム」の負の側面がこれから絶対出てくると懸念しています。「飼育が楽だから」というペット業界の売り込みを鵜呑み