スポーツ振興くじ(サッカーくじ、toto)を販売する日本スポーツ振興センターは23日、約100億円と財源の大幅増が見込まれる09年度のスポーツ活動への助成で、申請が約58億円にとどまったため、余った差額を次年度以降に繰り越すことを決めた。地方自治体を対象に追加申請を募り、トップ選手に個人助成するスポーツ振興基金への組み込みを3億〜4億円と見込んでいるが、現時点で差額は約40億円の見通し。 くじは、最高6億円が当たるBIGの人気で、今年度(08年4月〜09年3月)の売り上げがすでに過去最高の約799億円に達し、09年度の助成財源は今年度の14億5千万円から大幅に増える。一方、地方自治体やスポーツ団体からの助成申請は1300件、約58億円分と、前年度比で約48億円増にとどまった。助成は全額でなく事業費の一部を自己負担するため、厳しい経済情勢で地方自治体の申請が伸びなかったとみられ、全体の3割