なぜなぜ分析、という有名な問題分析技法がある。 この形式をそのまま仕事でやる必要もないしやってもいいが、考え方はとても参考になる。人の分析なんて「なぜ?」の一段階くらいもしくは二段階くらいまでで止まるので、本当の原因までたどり着けない。だから、なぜ?を何度もやってみましょう、との考え方。 でもこれを始めて聞いたときに、実際自分の思考法そのものだったので、特に何かを習得することなく、あ、これでいいんだ、と自信を持てた。 一方で、形だけこれをやると現場は、なぜなぜ分析を終わらせるために、フェイクのなぜをでっちあげて報告書にするので、中身が伴う必要があるな、とも思った。たいていの「方法論」なんて、偽装と隣り合わせである。 「このなぜなぜ分析とやらをやれば、許してもらえるんでしょう?」みたいな動機でやってもきっとうまく行かない。モチベーションとして「絶対に再発させないぞ!」が無ければ、どんなにいい