そうであるから、そう生きる、しかない。 何の因果か、現在の時の中を、何かに引っ張られ、ぬえの如く蠢く空間の中をそうであるから、そう生きる。 痛かろうが、苦しかろうが、悲しかろうが、痛ければ絆創膏を貼り、病院で治療し、苦しければ休養を取り、悲しければ、慰め慰めてもらう。 この空間の中には大きな力が働いているようで、シンクロすると気になるものではないが、そうでない場合、防ぎようのない光線がいくつも体を貫通していくようだ。 それは体を物理的に傷づけるわけではないが、なるほど、そいういうことなのね、ははは、ごめんごめん、と姿勢を調整しなければいけない。 個々高低差があるようだが、この高低差が大きいほど、ダメージは受けやすいように思う。 がしかし、そうであるから、そうするしかないのである。 がしかし、果たしてそうなのだろうか。 いつしか心からの表情が消えてしまった目から、無表情の中で流れいく本当の涙